19日開幕の第98回選抜高校野球大会(甲子園)で採用される指名打者(DH)制が、大きな注目を集めている。
投手の負担軽減や選手の出場機会増加などメリットが大きいといわれている中で、各校はどう受け止めているのか。日刊スポーツ高校野球取材班はこのほど、今センバツに出場する全32校の監督にDH制に関するアンケートを実施した。
Q1 センバツのDH制初導入で最もメリットと感じる点は(複数回答あり)
<1>投手起用や継投判断(投手起用)
<2>打順や代打など攻撃面の采配(攻撃の采配)
<3>選手育成・投打の役割分担(選手育成)
<4>控え選手の起用やベンチワーク(ベンチワーク)
<5>試合運び全体(試合運び)
【各校の回答と理由】
北照(北海道)・上林弘樹監督(46) <2> 守備が苦手でも打てる選手にチャンスが回るから
花巻東(岩手)・佐々木洋監督(50) <4> 選手やチームの可能性を広げる
八戸学院光星(青森)・仲井宗基監督(55) <5> 代打起用の選手が複数回打席に立つことができるので全ての采配に影響すると考えられる
東北(宮城)・我妻敏監督(43) <4> 出場機会が増えることはとてもいい
山梨学・院吉田洸二監督(56) <4> 夏大会で菰田のような二刀流の選手に休ませたり、柔軟なベンチワークが期待できる
花咲徳栄(埼玉)・岩井隆監督(56) <2>、<3> 攻撃に特化した選手が出てくる
専大松戸(千葉)・持丸修一監督(77) <2> 昔はエースで4番が多かった。今は選手の分業化が進んでいるので、攻撃面で有利になる
佐野日大(栃木)・麦倉洋一監督(54) <5> 今年のチームはツーポジション制をやっているので、いろいろなオプションが組める
横浜(神奈川)・村田浩明監督(39) <2> 得点率が上がり、攻撃面も相手投手により起用法も変えるから
帝京(東京)・金田優哉監督(40) <3> 日頃から投手メニューに専念でき投手力が上がる。守備面はアウトを取る難しさが上がる
中京大中京(愛知)・高橋源一郎監督(46) <3> 打力のある選手を積極起用できるなどメンバー構成が広がり、部員の士気向上につながる
三重・沖田展男監督(47) <1>
大垣日大(岐阜)・高橋正明監督(43) <3> 出場機会が増えると思います。
帝京長岡(新潟)・芝草宇宙監督(56) <2> 打力がない投手にバント練習をさせることすら心配でしたから、気を使わなくて済む
日本文理(新潟)・鈴木崇監督(45) <3> 打てる野手を入れられる利点は大きい。打順構成の厚みが増すことが最大のメリット
神戸国際大付(兵庫)・青木尚龍監督(61) <3>
智弁学園(奈良)・小坂将商監督(48) <5>
大阪桐蔭・西谷浩一監督(56) <4>
滋賀学園・山口達也監督(54) <4> 選手の出場機会が増えるから
近江(滋賀)・小森博之監督(42) <2>、<4> 代打代走の「駒」を存分に活用できる。勝負どころの切り札をここぞの場面に集中させる
東洋大姫路(兵庫)・岡田龍生監督(64) <3> 打力はあるけど守備力が低い選手にチャンスを与えられる。将来、進路にも明るい材料
崇徳(広島)・藤本誠監督(46) <3>、<4> 1人でも多くの選手を起用することができること
高川学園(山口)・松本祐一郎監督(38) <2> 攻撃に特化した選手が出場できるので、作戦の幅が広がる
英明(香川)・香川純平監督(40) <2> より攻撃的に打順も組めるし、注ぎ込んでいけると感じる
阿南光(徳島)・高橋徳監督(42) <3> 投手への負担(時に打席のケガが投球に支障をきたす可能性)
九州国際大付(福岡)・楠城祐介監督(42) <4> 一芸に秀でた選手を起用できる
長崎日大・平山清一郎監督(46) <5> 練習の取り組み方も既に変わった。<1>~<5>全てメリットを感じており、全体的な<5>を選択
神村学園(鹿児島)・小田大介監督(43) <3> 選手育成の観点から、攻撃面で特徴のある選手の出場機会を増やすことができる
熊本工・田島圭介監督(44) <5> 打撃特化の選手の起用で攻撃に幅ができ、故障で守備に就けない選手に希望を与える制度
沖縄尚学・比嘉公也監督(44) <4> 1人でも多くの選手が出るチャンスが増える
長崎西・宗田将平監督(41) <2> 代打、代走を積極的に起用につながり、選手を多く出すことができる
高知農・下坂充洋監督(33) <4> 出場機会が増え、部員数にかかわらず全チームにもメリットがあると思います