日本相撲協会は25日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を行い、関脇霧島(29=音羽山)の大関昇進を満場一致で承認した。この後、協会から送られた使者が大阪・堺市の音羽山部屋を訪れ、霧島は昇進伝達式に臨む。
特例を除く大関復帰は、史上3人目の快挙となった。現行のかど番制度となった69年名古屋場所以降、陥落直後の場所で10勝以上の特例で返り咲いた例を除くと、過去に魁傑、照ノ富士の2人しかいない。大関昇進目安は「三役で3場所33勝」とされ、2度の昇進は、昇進までの対象期間だけで6場所を要した格好。抜群の安定感を示した。
大関誕生は昨年九州場所後の安青錦以来、4カ月ぶりで、夏場所は2横綱3大関となる。3大関は豊昇龍が横綱昇進前の昨年初場所以来、1年2カ月ぶり。2横綱3大関は、両国国技館開催の21年春場所(横綱白鵬、鶴竜、大関正代、朝乃山、貴景勝)以来、5年ぶりとなった。
◆霧島鉄力(きりしま・てつお)本名ビャンブチュルン・ハグワスレン。1996年(平8)4月24日、モンゴル・ドルノドゥ生まれ。体験入門を経て15年夏場所で初土俵を踏み、19年春場所で新十両。20年初場所で新入幕。23年夏場所後に大関に昇進も1年後に陥落。優勝3回、殊勲賞1回、敢闘賞4回、技能賞4回。愛称は「ハグワ」。家族は夫人と1女、1男。得意は左四つ、寄り、投げ。186センチ、149キロ。