レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が「決勝に間に合う予定だ」と、アトレチコ・マドリードとの大一番に向け、調整していることを強調した。
2カ月以上のリハビリ期間を経て、チーム練習に今週復帰したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が26日、リスナー投票により昨季のチームの最優秀選手賞を受賞したことを受け、クラブの地元ラジオ局オンダ・セロ・エウスカディのインタビューに応じた。
久保はその際、4月18日にアトレチコ・マドリードと対戦する国王杯決勝に向け、「現時点で言えるのは、決勝に間に合う予定だということだけだ。今は理学療法士や医療スタッフと一緒に、コンディションをさらに向上できるように取り組んでいる。決勝でチームに貢献できる選手の一人になりたい」と意気込みを語った。
チームメートが好調を維持する中、レギュラーの座を確保する戦いに挑まなければならないことに関しては、「この後、ハイレベルなプレーを披露しているオヤルサバル、バレネ(バレネチェア)、ゲデス、オーリ(オスカルソン)といった代表選手たちとポジションを争わなければならないことは分かっている。チームが勝っているのを見て、リハビリ中も落ち着いていられたよ」と熾烈(しれつ)な競争があることを自覚していた。
1月18日のバルセロナ戦で負傷した時のことについては、「あの瞬間、足を動かせなくなったので、ひどいけがをしたと感じたよ。担架で運ばれるしかなく、そうしたくはなかったので本当に辛かった。クラブは手厚いサポートをしてくれて、帰国の許可も出してくれた。その後ここに戻ってリハビリを続け、今のところ順調に回復している。この調子を維持したい」と振り返った。
Rソシエダードは19-20年シーズンに国王杯決勝に進出したが、コロナ禍で1年延期され、無観客開催の中、ビルバオ相手にクラブ史上2度目の優勝を成し遂げた。久保はその状況を受け、「国王杯はラ・レアル(Rソシエダードの愛称)に対し、決勝で借りがあったと思う。僕たちは今季そこにたどり着けたので、優勝できることを願うよ。僕はあの場にいなかったけど、ラ・レアルが無観客での決勝を経験したことは知っている。観戦に行きたかった人たちは2度目のチャンスを得るに値しているし、今、そのチャンスが巡ってきた」と言及した。
久保はまた、チームが残り9節で7位につけるスペインリーグについて、「どの試合も勝つことが常に重要だ。チームは今、はるかに良くなっていると思う。今後の試合で相手を過小評価するつもりはないが、勝たなければいけないし、ホームでつまずくわけにはいかない。4月18日に欧州リーグの出場権を確保できることを願っている。スペインリーグはセカンドチャンスのようなものであり、同じ大学に入学するために試験を2回受けるようなものだ」と見解を述べた。
続いて、マタラッツォ監督就任によってもたらされたチームの変化について、「何よりもメンタリティーだと思う。監督だけでなく、選手たちの中にも変化が見られ、僕たちはこれまでと違うメンタリティーで臨んでいる。それは意識を変える上で役立ったと思う。チームはサポーターが再びサッカーを楽しみ、素晴らしいことを成し遂げられると信じられるようになるため、必死に取り組んでいる」と説明した。
最後に自身の去就について聞かれるも、「この夏はワールドカップがある。4年に一度なので本当に楽しみにしているし、少しずつ集中していくつもりだ。ラ・レアルで素晴らしい試合をして、できる限り最高のコンディションで臨みたい」と答えただけだった。
(高橋智行通信員)