【無料会員記事】宝塚歌劇団 花組トップ永久輝せあ 就任1年/インタビュー

宝塚歌劇団の花組トップ永久輝せあが、トップ就任から1年を迎えた。次作本拠地作「悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~」「愛、Love Revue!」は、6月7日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する。「毎日、必死」と言いながらも、「みんなの中で見渡しながら、一緒に作っていける立場の人間でありたい」と思いを語った。宝塚大劇場は7月20日まで、東京宝塚劇場は8月16日~9月28日。

演劇

◆永久輝(とわき)せあ8月8日生まれ、東京都世田谷区出身。11年入団。雪組配属。15年、「ルパン三世」で新人公演に初主演し、以降、新人主演は4回。19年「PR×PRince」で宝塚バウホール単独初主演。同11月、花組へ組替え。24年5月、柚香光の後任として花組トップ就任。御園座公演「ドン・ジュアン」で星空美咲とのトップコンビお披露目。身長170センチ。愛称「ひとこ」。

「悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~」「愛 Love Revue!」の開幕を控え、意欲を燃やす永久輝せあ(撮影・阪口孝志)

「悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~」「愛 Love Revue!」の開幕を控え、意欲を燃やす永久輝せあ(撮影・阪口孝志)

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★悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~(脚本・演出=鈴木圭)株式会社コナミデジタルエンタテインメントのゴシックホラー・アクションゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズ。100年の眠りからよみがえるドラキュラ伯爵と、ヴァンパイアハンターの一族であるベルモンド家を中心とした英雄たちの果てなき戦いの物語を初ミュージカル化。

★愛、Love Revue!(作・演出=岡田敬二)ロマンチック・レビューのシリーズ第23弾。花組メンバーが、シリーズならではの優美な音楽と振り付け、色彩感豊かな衣装、スペクタクルでスケール感あふれる装置との融合によりつくり上げる。

「半分人間」「私400歳」

―大劇場お披露目公演「エンジェリックライ」に続いてファンタジーの役

永久輝ドラキュラと人間の間に生まれた青年で半分人間。天使の役もそうでしたが、役と向きあう中で役を深める作業は、どんな役でも、人でも人じゃなくても変わらないのかな。人間じゃないものが中心に描かれている作品だからこそ、人間の良さ、強さ、弱さが浮き彫りになるので、うまく表現してお伝えできればと思いながら稽古しています。

―原作ファンにも人気。主人公アルカードをどう表現するか

永久輝私400歳でして(笑い)。400年間生きるというのがどんなことなのかまだ模索中なんですが、案外人間らしい部分もあるんじゃないか。振り返るタイミングだったり、マントさばきだったり、振る舞いで400年生きてきた人の孤独感、虚無感がにじみ出たらいいなと思ってます。

―「愛 Love Revue!」は

永久輝レビューの構成を先生からお聞きして、盛りだくさんの印象を持ってます。お客さまが息をつく暇もないくらい後半にかけてのたたみ込み。一番は宝塚の魅力がこれでもかと詰まってる。私自身が今まで出演してきたレビューの中でも、ここまで宝塚の魅力を見せるのは初めてじゃないか。

―ショーで楽しみにしているところは

永久輝有名な名場面のオマージュがいくつかありまして。そこにかける思いは覚悟のいるものだなと実感しています。自分がオリジナリティーで初めて作る場面も1つの挑戦と思いますが、歴代のすばらしい先輩方がものすごい思いをかけて作ってきた場面に挑戦するのは、男役としても、宝塚の生徒としてもかなり気合のいることですね。

―「悪魔城ドラキュラ」はゲームが原作。ゲームってやったことはある?

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