「ブラッサム」金子大地“好青年・保役”に当初悩みも…里芋シーンの裏側「鎌倉殿の13人」演出と再タッグ

[ 2026年10月30日 08:16 ]

「ブラッサム」木村保役・金子大地インタビュー(下)

連続テレビ小説「ブラッサム」第25話。木村保(金子大地)と葉野珠(石橋静河)の想いは通じ…(C)NHK
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 女優の石橋静河(32)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は30日、第25回が放送され、主人公・葉野珠の従兄・木村保は“兄さま”から“恋人”に。珠の妊娠も判明した。俳優の金子大地(30)が念願の朝ドラ初出演を果たし、好青年の保役を好演している。撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 櫻井剛氏と小松與志子氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算115作目。明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルに、主人公・葉野珠が困難にのみ込まれながらも“花開き、咲き誇る”姿を描く。

 金子が演じる保は、珠の従兄。珠の実母・ユリの妹が、保の母・木村照子(山田真歩)という関係だ。珠は保の兄・木村享一(小堀正博)と結婚したものの、夫は色街通い。珠が3日で木村家を飛び出した時から、保は気になっていた。

 珠は同僚教員・島村辰彦(工藤阿須加)と恋に落ち、故郷・岩国にはいられなくなる。折しも保が東京帝国大学に進学。1916年(大正5年)9月、珠は保の世話係として上京し、本郷の下宿で“兄妹”の同居生活がスタートした。

 珠は西洋レストラン「悠樂軒」のウエイトレスに。ある夜、帰りの遅い珠が作家志望の青年・左良太(北野秀気)と手を握る姿を、保は目撃した。

 保「1年以上、珠さんがこっち向くのを、わしはずっと待っちょったんじゃ。珠さん、こっちだけ向いちょってくれ。ずっとそばにおったのはわしじゃろ?」

 珠「恋仲になったら、きっと終わりが来る。うち、保さんとは終わりとうないけ。どうしても怖いんよ」

 保「わしは珠さんを裏切らん。約束じゃ。握手じゃ。(珠を抱き締め)わしはまだ兄さまのままか?」

 珠「うち、保さんが好きじゃ」

 数カ月後、珠は妊娠した。

 ――保は里芋が好物。料理指導を務めるのは、BK(大阪放送局)制作の朝ドラでおなじみの広里貴子氏(13年度後期「ごちそうさん」以来14作連続の担当)

 「今回“こんなに美味しいんだ”と里芋が好きになりました。里芋はもちろん、広里先生が作ってくださる食事が毎回美味しくて、シーンで並べられたものは石橋さんと2人で完食しました。お箸が止まらなかったですね(笑)。ただ、里芋はお箸で持つと滑りやすいので、お芝居としては難しい部分もありました(笑)」

 ――第5週「狂騒で、東京」(第21回・10月26日~第25回・10月30日)の演出は中泉慧氏。金子が大河ドラマ初出演を果たし、2代鎌倉殿・源頼家を熱演した22年「鎌倉殿の13人」に続くタッグに。中泉氏は、頼家が振り向く首の角度も話題を集めた第29回「ままならぬ玉」(7月31日)を担当した。

 「中泉さんとの再会もうれしかったです。『鎌倉殿』の時は、僕はあまり手応えのなかったシーンでも、出来上がりの映像を見ると“自分がこんなお芝居をしていたんだ”と驚かされることが多くて。金子大地をうまく料理してくださる方(笑)として信頼しています。第22回(10月27日)でお蕎麦を食べて歯に海苔が付くところも、最初は台本になかったんですが、中泉さんの提案。珠との愉快な日常も伝わる、素敵なシーンに仕上げていただきました。そんなサプライズもありながら、自分の心にウソがなく演じられるよう役者に寄り添ってくださる、大好きな方です」

 泰然自若に誠実な人柄も相まって、不思議なオーラを放つ保。珠を“故郷の悪評”から救い、小説執筆も後押し。東京で支え合ってきた。

 当初は「こんなにスマートで優しい人をどう演じたら」と悩んだが「盆子原さんは“金子くんのままでいいよ”と。僕に託していただけたからには、僕らしい要素が何かしら出ればいいのかなと感じました。どの役も“こんな人物だ”と決めつけることはあまりしないので、保も曖昧さがあったり、矛盾を抱えていたりしてもいいと思って、日々撮影に臨んでいます」と明かした。

 第6週「ふたり、北へ」(第26回・11月2日~第30回・11月6日)の演出も中泉氏で、舞台は北海道・札幌へ。北海道出身の金子が北の“大地”に立つ。

 =インタビューおわり=

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