【宮本慎也さん】前回の答え「あの整列を見たとき、嫌な予感がした」/WBC

ゴールデングラブ賞10度の元ヤクルト宮本慎也氏(55=日刊スポーツ評論家)が、ベテラン小島信行記者との掛け合いで展開する連載「宮本慎也 もっと野球を語ろう」。第6回WBCはベネズエラの初優勝で幕を閉じました。4強国の強さはどこにあったのでしょうか? 日本が進むべき道は?

プロ野球

<WBC:米国2-3ベネズエラ>◇決勝◇17日(日本時間18日)◇米マイアミ・ローンデポパーク

★宮本さんが語った主な内容

  • 4強国はどこも強かった 広がる日本との差
  • ピッチクロックを導入しないNPBの責任
  • 天覧試合のオーストラリア戦で感じたこと

◆宮本慎也(みやもと・しんや)1970年(昭45)11月5日、大阪府吹田市生まれ。PL学園では2年夏に甲子園優勝。同大―プリンスホテルを経て、94年ドラフト2位でヤクルト入団。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞10度。通算2162試合、2133安打、62本塁打、578打点、打率2割8分2厘。引退後は18、19年にヤクルト1軍ヘッドコーチ。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪代表。現役時代は176センチ、82キロ。右投げ右打ち。


◆小島信行(おじま・のぶゆき)プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。

優勝トロフィーを掲げながら歓喜するベネズエラ代表(撮影・河田真司)

優勝トロフィーを掲げながら歓喜するベネズエラ代表(撮影・河田真司)

米国に「俺がチームメートだったら」

小島第6回WBCは日本を破ったベネズエラが初優勝を飾りました。同国の大統領を拘束した米国が相手だっただけに、どんな戦いをするか注目していましたが、念願を果たしましたね。

宮本政治的な部分が影響したかは分からないけど、日本に勝ったベネズエラがスーパースター軍団を破って初優勝だもんな。強かったし、ベスト8で終わった日本も少しは面目が立ったかなぁ(苦笑い)。

小島でもメジャーリーガーをそろえた各国はやっぱり強かったですね。

宮本参加メンバーの名前を見てもすごかった。でも米国は正直、始まる前は「どれぐらい真面目に仕上げてくるのかな?」って思いもあった。そしたらエース格のスクバルが1次ラウンドの英国戦だけしか投げないとか報道されたでしょ。どうせ投げるならメキシコ戦にしろよ、って(笑い)。

本文残り76% (2801文字/3678文字)

プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。
投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。