鎌田らを送り出したシントトロイデンの経営権持つDMMが社内観戦会「多くの日本人選手が活躍できる場を」

[ 2026年6月26日 20:20 ]

<日本代表戦 DMM社内観戦会>日本代表の先制点に沸くDMM社内の観戦会場
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 ベルギー1部シントトロイデンの経営権を持つDMMは26日、東京・六本木にある本社で社内観戦会を行った。同社の社員に、社外関係者約220人を合わせた約400人が試合の行方を見守った。今回の代表には離脱した遠藤航(33)を含め、クラブ所属経験のある7選手が選ばれている。この日は鎌田大地(29)、中村敬斗(25)、鈴木彩艶(23)がスタメンで出場し、現在も所属する谷口彰悟(34)が前半途中から出場した。

 そうした縁から、初の社内観戦会を開催。貴重な代表練習着を身にまとった吉田祥太さん(35)は「凄く良い空気感でした。負けたら有給取ろうかなと思っていました」と日本代表の熱戦を楽しんだ。同社のコアタイムは午前11時からだが、10時からの勤務の社員も多い。試合終了後は熱戦の余韻冷めやらぬ中、勤務に向かう社員も多く見受けられた。

 2017年、経営権取得の発起人の一人となった同社の緒方悠CEOは「当時は日本人選手は今ほど、欧州に行けるのが当たり前ではなかった。われわれが、きっかけをつくったことで日本人選手の評価は間違いなく上がりました。結果として多くの日本人が欧州の五大リーグにも渡るようになった。そういった選手たちが代表で戦っているのは感慨深い」としみじみ語った。

 現在シントトロイデンでCEOを務める立石敬之氏と緒方氏が飲み屋で会い、意気投合したことから欧州に「日本資本で主要国の1部リーグに持つこと」ことを計画。日本代表の躍進につなげることを目的にクラブの経営権を取得した。

 クラブから鎌田大地(29)ら、多くの選手が五大リーグに飛び立っていった。鎌田はドイツ・フランクフルトで思ったように出番が得られず、2018年に期限付き移籍でシントトロイデンに加入。シントトロイデンで結果を残し、欧州での戦い方を学習。再びドイツの地へ戻っていき、ヨーロッパリーグ制覇などに貢献するまでに成長した。

 緒方氏は「人事で交代などがあると、なかなかチャンスをもらえない選手もいる。後藤啓介選手もアンデルレヒトで出番がなかったりする。才能があって欧州に渡ったんだけれども、なかなかきっかけがつかめなかった選手にもう一度、再起の場を提供するという意味では、若い選手にとっては大きい」とシントトロイデンの役割を強調した。

 来年、クラブは8年越しにUEFAヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフから欧州の舞台に挑む。今後について緒方氏は「そこをしっかり戦う。選手をステップアップさせる、チームとして結果を残すことの両輪で積み上げていく。より多くの日本人選手が活躍できる場を作っていきたい」と展望を語った。日本代表には「われわれが引き続き頑張るので、多くの日本人選手が欧州で活躍して、いつかはW杯を優勝することを期待したい」とエールを送った。今後もベルギーの地から日本サッカーの土台を支えていく。

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