【阪神連覇】藤川監督「あの時点で勝負でした。配置転換した時に…」工藤の守護神抜てきは“賭け”だった
セ・リーグ 阪神4─6広島 ( 2026年10月3日 マツダスタジアム )
Photo By スポニチ
阪神が2リーグ制以降では初の連覇を達成した。マジック1で迎えた広島戦に4―6で敗戦もナイターで2位・巨人が敗れたため、優勝が決まった。広島戦後、チームは宿舎に戻って巨人戦を観戦。テレビの前でナインは優勝の瞬間を迎えた。藤川監督は「苦しかったですね」と言葉を詰まらせて号泣。一番の思い出として「選手を守れたこと」と絞り出した。以下は指揮官との一問一答。
――率直にいまの気持ちは。
「いや苦しかったですね」
――球団初のセ・リーグ連覇で大変な部分も多かった。
「苦しかった…。よかったです」
――いま一番の思いは。
「(約20秒、言葉に詰まる)難しいですね。まずは…。ちょっと待って。選手たちを守れたことです」
――去年の優勝とはだいぶ感情は違う。
「やろうとしたことは同じだったんですよ。成績を残してる選手がどんどん成績が伸びるように。自分も現役の時に成績を残してたんですけど、どうしても最後重責を背負って、それが苦しくてやぶれ去ってったっていうことがあったので、成績を出してる選手が苦しまないようにっていうところで、とにかくその選手たちの責任をこちらが引き取ってあげて、選手たちが笑顔で成績が向上するにはというこのタイガースの宿命を自分も背負った時に非常に苦しかった。ハイパフォーマンスの選手が苦しんだことがあったので、とにかくその選手たちを守るというところが1番それをしたら必ず抜けるんじゃないかとは思ってました」
――多くの選手が成績残した 。
「昨年から同様でしたけどそれが試される1年になると思ってました。連続で成績を残すっていう難しさはもちろんわかってましたけど、自分は残してきた立場だったので、その選手たちを守れば、さらにその選手たちが成長して成績が伸びるというところを信じてやりました。それが身を結んだこと。それから、タイガースファンの方々が甲子園球場に来た時に、監督の私ではなく選手たちを見に球場に来るということがすごく美しかったです。それが1番嬉しいです」
――木下や工藤や高寺など台頭した1年。
「高橋も含めてですね。伸びていこうとする選手のストッパーになるものを全て塞いでいくと。それが自分の役割だと思ってやりましたので。球団を含めて、ファンの方含めて守り抜くというのが自分の宿命だと思ったので。それが守り切れたからこそ。度々ね、自分を痛めることはありましたけどね。自分の心や体や地位とか名誉とかいうものを捨ててですね。とにかく責任を背負って、みんなの心を軽くしたいという一心でやりました。それが実を結んだと思います」
――7月に工藤を抑えに。これが機能したことが一つの転機となった。
「いや、間に合うかどうか。あの時点で勝負でした。あそこでクローザーと。オールスターの時ですか。あそこで配置転換をした時に差し切れるのかどうか、それとも、それとも遅かったってなるのかどうかは、もう紙一重の勝負でしたから。間に合ったなというところでは」
――監督の中にも絶対いけるっていうほどの自信はなかった。
「いや、自分の経験値からしていけると思いました。半シーズンであれば、抑えだったりセットアップっていうのはそこまで苦にならずに脂が乗っていけるところなんですけど。年間通してやるとか、春からやるっていうのまた違うんですけど、自分も2004年に半分のシーズンをセットアッパーを務めて、久保田が抑えを務めてっていう、岡田顧問の時にそういうきっかけがありましたので、この半分は選手たちにとっては水を得た魚のようになるというのは僕も経験値でありましたので、それを経験のもとでやりました。もちろん経験してなかったら何1つできてなかったと思います。感謝したいですね、先輩方に」
――工藤にクローザー。
「勝負です。こちらも勝負です。相手を差し切るために、相手チームを追いやるためには何かもう1手打たなければというところでやりました」
――賭けに近いか。
「勝負というのは常にかけですから。成功すれば選手のものだし、失敗すれば私の責任だしというところは常に。采配のことというのは、どの球団の監督さんもいろいろと思うところがあるでしょうから、それは挑戦した結果ですから、全球団の中でみんながやってることだと思いますから。勝負の1手はあのあたりではありましたね」
――偉業を伝えたい人。
「もう恩返しの役割でこの監督業を引き受けましたので。自分がどうなりたいとかではなくて、タイガースでお世話になってタイガースのファンに育てられた。もちろん、タイガースのメディア、ファンの方々に支えられて、監督業をするにあたって、自分がどれだけ、最初の1年、2年をどう思われても恩返ししなければ。恩返しというのは勝ちを届ける、選手たちを苦労させない、首脳陣で精いっぱいなやんで苦しんで、選手たちを飛躍させながらファンの方に夢とか希望をもってもらえるように挑戦しましたが、最高の結果になりました。やっていたことが間違いでではなかったと証明できました」
阪神の優勝は通算12度目(1リーグ4度、セ・リーグ8度)。2年連続制覇は1リーグ時代の37年秋、38年春以来88年ぶり2度目でセ・リーグ連覇は球団史上初となった。
藤川監督は就任1年目の25年からリーグ連覇。初の監督就任からの連覇は36年秋、37年春の藤本定義監督(巨人)、86年~88年3連覇の森祇晶監督(西武)、21、22年の中嶋聡監督(オリックス)、24年~26年3連覇小久保裕紀監督(ソフトバンク)に続く5人目。セ・リーグ監督、投手出身では初めて。
野球の2026年10月3日のニュース
-
【地区S第1戦】村上宗隆「完璧なホームランでした。すごくいい雰囲気」 先制V弾でヒーローに
[ 2026年10月4日 05:00 ] 野球
-
【阪神連覇】V戦士は深夜に在阪テレビ局の特番出演 佐藤輝は3冠王へ意欲「最後にそこにいければ」
[ 2026年10月4日 00:59 ] 野球
-
村上宗隆「4番・一塁」でスタメン ガーディアンズとの地区シリーズ初戦
[ 2026年10月3日 23:17 ] 野球
-
【阪神連覇】村上選手会長の「初連覇~!」で歓喜のビールかけスタート 藤川監督は「人生最良の日」
[ 2026年10月3日 23:10 ] 野球
-
DeNA1試合残して勝率5割以上確定も 苦手左腕・井上に6回まで1安打 相川監督「攻略できなかった」
[ 2026年10月3日 23:07 ] 野球
-
阪神が球団初のセ・リーグ連覇 榊原コミッショナー「念願のリーグ連覇は常勝軍団の礎になることでしょう」
[ 2026年10月3日 23:03 ] 野球
-
【大学野球】早大・安田虎汰郎が初先発で完封勝利!完封は日大三の3年夏以来「ここにくるのが長かった」
[ 2026年10月3日 22:59 ] 野球
-
【石川雅規引退試合】周囲に感謝の引退スピーチ 最後は再会誓う「また、いつか、また会いましょう」
[ 2026年10月3日 22:57 ] 野球
-
楽天主砲マッカスカーが飛距離133.5メートルの特大先制アーチ 苦手の九里を攻略し「ようやく打てた」
[ 2026年10月3日 22:50 ] 野球
-
【石川雅規引退試合】村上宗隆からビデオメッセージ「ゆっくり休んでシカゴに遊びにきてください」
[ 2026年10月3日 22:46 ] 野球
-
楽天・辛島航の引退試合で 2番手の古謝が自己最多14奪三振の快投 8回2/3を無失点
[ 2026年10月3日 22:44 ] 野球
-
巨人・橋上監督「残念ながら阪神との力の差がある」敗れてM1だった阪神の連覇が決まる屈辱の今季最終戦
[ 2026年10月3日 22:40 ] 野球
-
【阪神連覇】工藤泰成 急成長の163キロ剛腕 後半戦から守護神抜てきでブレーク
[ 2026年10月3日 22:30 ] 野球
-
“胴上げ投手”浜地にV戦士もありがとう 才木「ハマチ~って思いながら」坂本「みんな頼むって」
[ 2026年10月3日 22:27 ] 野球
-
【石川雅規引退試合】最後のマウンドは19歳森駿太を空振り三振に斬る 目には涙
[ 2026年10月3日 22:26 ] 野球
-
【阪神連覇】才木浩人3回4失点降板も「疲れるようなことしてないんで。元気です」Vの瞬間は「ハマチ~」
[ 2026年10月3日 22:25 ] 野球
-
【石川雅規引退試合】引退セレモニーに登場したまさかの人物 磯野カツオ君が球界の「カツオ」にねぎらい
[ 2026年10月3日 22:22 ] 野球
-
【阪神連覇】藤川監督「あの時点で勝負でした。配置転換した時に…」工藤の守護神抜てきは“賭け”だった
[ 2026年10月3日 22:17 ] 野球
-
【阪神連覇】藤川監督「選手を守れたこと」が誇り…号泣「苦しかったですね」万感のリーグV
[ 2026年10月3日 22:15 ] 野球
-
【阪神連覇】村上頌樹 エースとして選手会長として優勝をけん引
[ 2026年10月3日 22:10 ] 野球























