メンバー引っ張る“ざわ姉さん”の素顔――限りなく白く・藍沢未羽 床の目印「0.75」に込める結束力と表現者のプライド

[ 2026年6月10日 12:30 ]

【画像・写真2枚目】「諦めて捨てた日々」を越えて――限りなく白く・藍沢未羽 3台の吸入器、そして…回り道を「説得力」へと変えた魂のハイトーン
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 北海道発のアイドルグループ「限りなく白く」が、結成からの日々で着実に進化を遂げ、いま大きな充実期を迎えている。ソロインタビューに応じた藍沢未羽が語ってくれたのは、一糸乱れぬ超難関パフォーマンスを支える7人の結びつきと、自身が担う大切な役割について。一般企業で働いていた過去を持ち、おっとりとした柔らかな空気感をまといながらも、言葉の端々には個性豊かなメンバーを率いる優しさと表現者としての確かなプライドがにじんでいた。(「推し面」取材班)

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 「私たちのダンスはお客さんに振りコピをさせる隙が一切ないくらい難易度が高くて、移動もかなり複雑なんです」

 そう誇らしげに、かつ柔らかくほほ笑む。最大の武器は、観る者を圧倒するフォーメーションダンスだ。7人という人数を最大限に生かすため、楽屋裏での確認作業には執念すら漂う。「ここは0.75の位置だよ」と、床の目印に対して数センチ単位で細かく立ち位置を補正し合う。

 実は活動当初、ダンスは未経験。右も左も分からない状態からのスタートだった。だからこそ、今でも毎日欠かさずライブ映像を見直し、メンバー全員で手の角度一つにまで意見を交わし合う。一歩間違えれば衝突しかねない激しい交差も、この圧倒的な結束力があるからこそ、華麗な芸術へと昇華されている。毎日一歩ずつ、確実に進化を遂げるグループの今がそこにある。

 個性豊かなメンバーが集まる中での役割を尋ねると、「不本意なんですけど(笑い)、お姉さんキャラみたいな立ち位置ですね」と茶目っ気たっぷりに打ち明けてくれた。

 本当は周囲に甘えたり、優しくされたい…。それでも、一般企業で働いていた社会人経験があるゆえか、気がつけば周りのぽわっとしたメンバーたちを自然と引っ張っていく頼れる存在になっていた。

 新メンバーからは親しみを込めて「ざわ姉さん」と呼ばれており、「『姉さん』なんだぁって(笑い)。そう言ってもらえてうれしい反面、本当は少し甘えたい気持ちもあります」と、等身大の本音をのぞかせる。しかし、やるべきところは徹底してやり抜く芯の強さがあるからこそ、この重要なポジションを安心して任されているのだろう。

 そんな信頼の厚いリーダーシップでダンスを支える一方で、個人の牙を研ぐことも忘れていない。今、密かに狙っているのは「歌がうまいね」と誰もが認めるポジション。動画サイトを巡って研究を重ね、自身のライブ映像や配信音源を何度も聴き直しては、理想の歌い方を模索する日々。グループで誰よりも練習しているという自負がその努力を支えている。

 一度は夢を置き去りにし、回り道をしたからこそ、その歌声とたたずまいには聴く者の心を揺さぶる説得力が宿る。初の全国流通盤シングル「青春の種」を手に、北の大地から全国へと羽ばたく準備は整った。二度と手放さないと決めたマイクを握りしめ、覚悟を乗せた高音が、今日も愛するメンバーたちとファンを優しく包み込んでいく。

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