【KOC】ジェラードン涙の初V 19代目王者に 昨年1人脱退も「トリオでもコンビでも面白い」証明

[ 2026年10月17日 21:48 ]

ジェラードン(左から)アタック西本、かみちぃ
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 コント芸人の頂点を決める「キングオブコント2026」が17日、TBS系「お笑いの日2026」内で生放送され、5年ぶりファイナルのジェラードンが初優勝し、賞金1000万円を獲得した。

 殊勲の星をかみしめるように、2人は静かに肩を抱き合った。蛙亭を逆転するのに、639点が必要だったファイナルステージ。ファーストステージと全く同じ671点を獲得し、頂点に立った。アタック西本(39)はめがねに手をやって瞳を潤ませた。上半身はマジシャンのジャケット、下半身はバニーガールという奇抜な衣装が、感動的な瞬間にはあまりにも不釣り合いだった。

 ファーストステージのネタは「酔っ払い」。居酒屋で飲み続ける取引相手のサラリーマン2人。実はともに相手に合わせ、酒を飲んでいるふりをしているだけだが、上機嫌で宴会芸を披露する様子で笑いをさらった。審査員7人が94~98点を付け、671点でトップ通過した。飯塚悟志(東京03)は「全然新しくないんですけど、最初から最後までめちゃくちゃよくできていた」と称賛。ファイナルステージは、マジックバーでの客(かみちぃ)が、マジシャン(アタック西本)による変幻自在のマジックに翻弄される様子を表現。2ステージともトップで、合計1342点の完全優勝だった。

 装いも新たに生まれ変わったジェラードンが、5年ぶりのファイナルで欲しかったビッグタイトルを手にした。21年はトリオとしての参戦だったが、25年にメンバー1人が脱退。新たな笑いの形を模索した。

 ボケとツッコミの役割分担からの再出発だった。かみちぃは「もっとコンビとしての形が見つかるまでに時間がかかりそうだなと思ったのですが、思いがけないタイミングでバチっとハマるネタができた」と自負。「コンビでもおもしろいんだぞというのをぜひ、見てもらえたら」と意気込んで臨んだ大舞台だった。大きなトロフィーを手に、「トリオでもコンビでも面白いところを見せられてよかった」と喜びを口にした。

 昨年の悔しさを晴らす場に戻ってきた。西本は「準決勝にすら出られなかったので、去年は」と告白。「僕が肉離れしちゃって、準決勝の2日前に」。準決勝まで進んでいながら、まさかの負傷で自ら辞退していた。1年前の忘れ物を、きっちり取りに帰った。そして、「このネタは賞味期限、1回しかないんで。これを見た方は…今何を思う!?」とファイナルラウンドで披露した“決めゼリフ”で締めた。

 「キングオブコント2026」は3445組がエントリーし、コント芸人のNo.1を争った。相性はいいよね、蛙亭、元祖いちごちゃん、ザ・マミィ、ジェラードン、ダウ90000、ななまがり、ニッポンの社長、や団、ヤッホイ、敗者復活からスパイシーガーリックの計11組が出場。優勝者にはコント王者の称号と、賞金1000万円が与えられる。昨年はロングコートダディが優勝した。

 MCは「ダウンタウン」浜田雅功、TBS日比麻音子アナウンサー。審査員は飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)、じろう(シソンヌ)に、今年は新審査員として堂前透(ロングコートダディ)、秋山寛貴(ハナコ)が加わった。

 ◇ジェラードン 2008年にアタック西本(39)と元メンバーの海野裕二(38)により結成し、その後かみちぃ(39)が加入。25年に海野が脱退し、コンビとして再出発した。キングオブコントはトリオ時代の21年、決勝に初進出し、5位だった。コンビ名はサッカーの元イングランド代表MFジェラードから。吉本興業所属。

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