智弁学園(奈良)が強力打線で8点差を大逆転し、優勝した16年以来、10年ぶりの4強入りを決めた。8点差の逆転は甲子園史上タイ記録で春のセンバツでは最大得点差。同校はこれで甲子園春夏50勝に到達。小坂将商監督は30勝目。
1回表に投手陣が四球から6失点。2回にも2失点と序盤、0-8と大量リードを許した。それでも2回表に1点を返すと3回に3点、4回に2点を返し2点差。5回、暴投で1点差に迫ると2番志村叶大内野手(3年)が2死一、三塁から右中間へ逆転の適時三塁打を放った。6回にも3点を奪いリードを広げた。
守っては1-8の3回から登板した4人目のエース杉本真滉(3年)が好投し流れを変えた。3回以降、花咲徳栄の強力打線を無失点に抑え逆転勝利を呼び込んだ。
智弁学園は29日の準決勝で中京大中京(愛知)と対戦する。
花咲徳栄は大量リードを守れずまさかの逆転負け。1点差に迫られた5回途中、エース黒川凌大(3年)をマウンドへ送ったが智弁学園打線の勢いを止めることはできず。センバツでは初めてとなる4強入りを逃した。
◆8点差逆転 甲子園の逆転劇では春夏を通じ最大得点差のタイ記録。97年夏に市船橋が1回戦の文徳戦で3回表終了時1-9から17-10で勝利し、14年夏の大垣日大が1回戦の藤代戦で1回表終了時0ー8から12ー10で勝利して以来3度目。

