東京6大学野球リーグ3冠王はダテじゃない。立大から明治安田生命に進んだルーキー山形球道外野手(22)が、公式戦デビューから存在感を放った。
「1番DH」でスタメン出場し、初回先頭での右翼への二塁打を含む2安打。チームは7回コールド負けを喫したが、打線の切り込み役として気を吐く活躍を見せた。「オープン戦からずっと1番で使ってもらって、初戦から自分のバッティングができて良かった」と幸先よいスタートを切った。
昨春の東京6大学野球では打率4割4分4厘、5本塁打、17打点をマークしリーグ3冠王に輝くも、昨秋のドラフトでは指名漏れとなった。「2年後にプロの指名をいただくために、課題だった肩の部分も磨いていきたい。打撃では逆方向に長打もしっかり打てるように目標を置いている」。
大学時代と変わらず、目指すバッターはソフトバンク近藤健介外野手(32)。打ち方やバットの軌道は異なるが、選球眼にたけ臨機応変な打撃ができると理想に置いてきた。現在開催中のWBCではドジャース大谷翔平投手(31)の後ろを打つ重要な役割を担う理想像に「ホームランも打てて打率も残して。近藤さんのようなバッターが僕の理想なので、そこに近づいていきたい」と思い描く。
大学屈指のリーグで打撃3冠に輝いたことで注目度は増す。鳴り物入りでの加入となるが「僕はプレッシャーとは思っていなくて、それ相応の結果を出したいと思っています」と力に変える。明治安田のリードオフマンとして確かな足跡を刻み、山形が2年後のドラフトを目指す。



