前ヤクルト監督の高津臣吾氏(57)が26日、ヤクルトからメジャーに移籍したホワイトソックス村上宗隆内野手(26)の今季について「苦労すると思う」と話した。
東京・虎ノ門ヒルズに4月26日まで開店する「MLB BREAKFAST CLUB」のメディア発表会に出席。教え子に対し「そんなに簡単な世界じゃない」と助言を送った。
教え子であり、ホワイトソックスの先輩であるからこそ、愛情を持って甘い言葉ではなく、厳しい言葉を選んだ。MCの山本萩子さんから今季の村上の展望を問われると「苦労すると思います。そんなに簡単な世界じゃない。苦労しに行ってるわけだし。素晴らしい世界。たくさん苦労して、つらい思いをして、いいシーズンを過ごしてくれたら、それでいい」と話した。序盤に苦しんでも、その後の巻き返しを期待していた。
高津氏自身が、最初は苦労した。ホ軍での04年4月9日のメジャー初登板では、いきなり松井秀喜(ヤンキース)に二塁打たれ、続くクロスビーに2ランを浴びるなど、1回2安打2失点。だが、そこから奮起し、1年目は59試合に登板し、6勝4敗19セーブ、防御率2・31だった。新人王投票で2位に入る活躍だった。最初に結果が出なくても、心折れることなく、シーズン全体で巻き返した。
村上は開幕で、ブルワーズの剛腕ジェーコブ・ミジオロウスキーと対戦する。「いい滑り出しをしたい。スロースターターじゃない。向こうで1本打つ、打たないで気分が違う。ぜひ1本打ってほしい」。苦労を予想していても、1本の安打が、メンタル面を左右するとした。
村上からは、移籍決定前に相談を受けていたと明かした。「シカゴってどんな街ですかと聞かれました。数日後に(移籍)発表がありました」。シカゴにはホワイトソックスとカブスの2球団が本拠地を置いており、どちらかは分からなかった。後輩となるホ軍の選択には「びっくり。応援するしかない」とエールを送っていた。【斎藤直樹】



