〝非NSC〟センリーズ「あいつらには負けへん」 反骨心胸に目指す頂 まずはM―1

漫才コンビ、センリーズのきたしろ(33=写真右)と、テコンドー近藤(33=同左)は高校時代の同級生。だが、コンビを組んだのはともに26歳の時だった。それまでは別のコンビを組み、あるいはピン芸人として活動していた。2人でセンリーズとなった後も、芸人人生は山あり谷あり。しかし、昨年はM-1グランプリで初めて準々決勝に進出。近藤は「漫才師として完成に近づきつつある」と、手ごたえをつかんでいる。

お笑い

高校の同級生コンビ、センリーズのテコンドー近藤(左)と、きたしろ

高校の同級生コンビ、センリーズのテコンドー近藤(左)と、きたしろ

高校同級生も別々に笑いの道歩み18年結成
6・29 マンゲキ 単独ライブ「セン単」

◆センリーズきたしろ、テコンドー近藤(こんどう)によって2018年(平30)3月、コンビ結成。

きたしろ1992年(平4)3月27日生まれ、大阪府豊中市出身。趣味は音楽鑑賞、独唱。NSC33期扱い。身長178センチ。

テコンドー近藤91年7月23日生まれ、大阪市出身。趣味はゲーム、キャンプ、サウナ。NSC34期扱い。身長186センチ。

6月29日、よしもと漫才劇場で「センリーズ単独ライブ セン単」開催(午後6時開演)。

高校入学時から“おもろい”ウワサの近藤
きたしろも興味 ともにバスケ部で仲良し

出会いは、大阪府立千里青雲高校だった。入学式の日から「近藤という、とんでもなくおもろいヤツがいてる」と評判になっていた。クラスメートの前でギャグを飛ばしては笑いを誘い、近藤のうわさは全校をかけめぐった。

きたしろ入学早々、えらいうわさになってました。「おもろいヤツが来た」って。

近藤親が転勤族だった関係で、小5で大阪に来る前は千葉、福岡、佐賀、静岡と転校してばかりでした。小学校の頃は暗めのデブだったんですが、小6で「俺のおもしろさがどこまで通じるか、いっちょ試してみるか」と考えました。すると、クラスの輪に入っていくことができて、以来「おもろい」は自分の武器であり、処世術でもありました(笑い)。

高校時代はともにバスケットボール部に所属。ふつうに仲の良い友人関係だった。

きたしろ高校の名前(千里青雲高校)から、そののちセンリーズとなりました。高校時代は、生徒同士で漫才を披露したり、周囲はお笑い好きばかり。卒業式のイベントで僕は漫才をやりました。相方は近藤じゃなかったですけど。

近藤僕は当時、ピン芸人でしたから(笑い)。

そろって大阪経済大進学、お笑い活動継続も
2人では組まず、NSCも行かず 独自の道

やがて2人は大阪経済大へ進学。そこでもお笑い活動を続け、卒業前には「お笑い芸人として生きていこう!」と決めた。ただ、この時点でも、きたしろと近藤はコンビではなかった。

卒業後は、それぞれインディーズでお笑い芸人として動く日々。吉本の若手の大半が学ぶNSC(吉本総合芸能学院)には行かなかった。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。