ホワイトソックスが異例の「投手総動員作戦」 先発4回以下で史上初のPS4連勝 ESPNが舞台裏報道

[ 2026年10月11日 07:45 ]

試合前に会見に臨んだホワイトソックス・ベナブル監督(撮影・杉浦大介通信員)
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 米スポーツ専門局「ESPN」電子版は10日、ホワイトソックスが今ポストシーズンで採用している異例の投手起用法について、その舞台裏を紹介した。

 先発と救援の役割を固定せず、試合展開に応じて投手を次々と投入する戦術で、球団幹部の一人は「ピッチング・カオス(投手起用の混とん)」と表現している。

 3年連続100敗以上から巻き返したホワイトソックスは、ワイルドカードシリーズでアストロズをスイープ。ガーディアンズとの地区シリーズでも最初の2試合に連勝した。先発投手が毎試合4イニング以下の登板でポストシーズン4連勝を記録したのはメジャー史上初。最初の4試合では先発が計12回2/3、救援陣が計41回1/3を投げた。

 クリス・ゲッツGMは「独創的なやり方なのは確かです。しかし、私たちは自分たちの投手陣の強みを最大限に生かそうとしているのです」と説明。ウィル・ベナブル監督も、投手交代に不満を感じる選手がいても、次に登板する仲間を応援するという共通認識を徹底してきたと明かした。

 象徴的な存在が24歳の右腕グラント・テイラーだ。今ポストシーズンでは第4戦までに4試合に登板し、2セーブを記録。ショーン・バークも2試合で計9回1/3を投げるなど、投手陣が役割にこだわらずチームを支えている。バークは「僕たちには先発も救援もいません。ただ投手が大勢いるだけです」と語った。

 ただ、地区シリーズ第3、4戦では連敗し、救援陣の疲労という課題も浮かび上がった。第4戦では主力救援投手4人が相手の全9得点を許した。記事は、10日の第5戦で勝ち抜いたとしても、最大7試合のリーグ優勝決定シリーズで同じ戦術を維持できるかが焦点になると指摘している。

 ゲッツGMは「全員がこの総力戦を受け入れています。選手たちは自分のことよりチームを優先しているのです」と強調。2005年以来のワールドシリーズ制覇を目指すホワイトソックスの挑戦は、投手陣に残された力にかかっている。

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