ドジャース レジェンドに学んだ“怪物対策”至近距離マシン打撃「目の反応を速く、脳の処理速度も高める」

[ 2026年10月11日 10:38 ]

練習後に取材に応じるドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチ(撮影・柳原 直之)
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 西地区優勝のドジャースと中地区優勝のブルワーズが激突するナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)は11日(日本時間12日)にミルウォーキーで開幕する。第1戦を翌日に控えた10日(同11日)、両チームはアメリカンファミリー・フィールドで練習を行い、ドジャースの大谷翔平投手(32)は屋外でのフリー打撃を行うなど、順調に決戦に向けての準備を進めた。

 “難敵”対策を施した。大谷は5セット目で途中から一歩ずつ打撃位置を前へ。18.44メートルから徐々に距離を縮め、最後は約7メートルほどの至近距離でマシンと対峙した。さらに6セット目でも途中から位置を前に移し、5セット目より前の位置でスイング。ベッツ、パヘスも同様の練習方法を採用した。

 初戦の相手先発は今年6月26日(同27日)のカブス戦で、自身の持つ先発投手の史上最速を更新する105・5マイル(約169・8キロ)をマークしたミジオロウスキー。“怪物”への異次元の速球に対応するため、目を慣らす目的があったと思われる。

 練習の目的についてアーロン・ベイツ打撃コーチは「実は、あれはアルバート・プホルスから教わったドリルなんだ。2021年にアルバートがドジャースにいた時、彼は毎日、打撃練習を始める前にあれをやっていた」と通算703本塁打、3384安打の“レジェンド”から学んだ練習法と明かした上で「打者の反応を速くして、スイング全体のテンポを速めるための練習。もちろん、ミジオロウスキーは速い球を投げるので、その対策としてもいいドリルになる」と話した。

 この日のマシンの球速設定は95マイル(約152.9キロ)を上回っており、約10メートルの距離からの打撃練習なら、体感速度として確実に100マイル(160.9キロ)を上回る。コーチは「正確な数字は分からないけど、打者があれだけ前に出ると、ものすごく速く感じるはずだ」としたうえで「今日のようにかなり前に出ると、実際の試合よりも反応できる時間はずっと短くなる。あの練習の目的は、目の反応を速くして、脳の処理速度も少し高めることなんだ」と話した。

 ミジオロウスキーは今季、30試合の登板で16勝5敗、防御率1・80。サイ・ヤング賞の最有力候補となっている。今季ドジャース戦は8月15日の1試合に登板。6回5安打1失点で白星を挙げ、大谷は3打席対戦して三飛、右翼線への適時三塁打、空振り三振の3打数1安打だった。

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