大谷翔平 試合前日異例の71スイングで修正点確認 打撃コーチ「技術的には、かなりいい状態にある」

[ 2026年10月11日 11:03 ]

練習後に取材に応じるドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチ(撮影・柳原 直之)
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 西地区優勝のドジャースと中地区優勝のブルワーズが激突するナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)は11日(日本時間12日)にミルウォーキーで開幕する。第1戦を翌日に控えた10日(同11日)、両チームはアメリカンファミリー・フィールドで練習を行い、ドジャースの大谷翔平投手(32)は屋外でのフリー打撃を行うなど、順調に決戦に向けての準備を進めた。

 ベッツ、ロハス、パヘスらと同組でマシン相手の打撃練習に臨んだ大谷。感覚を確認するように1セット目は11スイング、2セット目は10スイングを行った。いずれのセットも柵越えはなかったが、軽めにスイングし、打撃フォームやタイミング、さらにミートポイントなどを確認した模様。鋭く、低いライナー性の打球を連発した。

 豪快な一撃を繰り出したのは3セット目だ。5スイング目に右翼3階席へ、推定飛距離140メートルの放物線を描いた。感覚を確認した上で“本気”を出しての飛距離。甲高い打球音と、美しい弾道にチームメート、コーチ、スタッフからも次々と「OH!」と声が上がった。さらに同セットでは途中から一歩ずつ打撃位置を前へ。最後は約7メートルほどの至近距離でマシンと対峙した。6セット目も同様の動きを見せ、71スイングで6本の柵越え。試合前日としては異例のスイングの多さで決戦に向けての準備を整えた。

 練習を見守ったアーロン・ベイツ打撃コーチは「いい練習ができたと思う」と笑顔を見せた。屋外でのフリー打撃は大谷からの申し出だったと明かし、練習での確認点について「バットのヘッドを早く返しすぎないこと。まずは構えの中で心地よさを感じて、いい位置からスイングできる状態にする。それから、スイングのフィニッシュの形をしっかり保つことにも取り組んでいる。そうすることで、フィニッシュから逆算してスイングを整えることができる。力みを抑えられるし、ボールを長く見て、長く捉えられるようになる」と話した。

 大谷はロバーツ監督からも、ボール球を追いかける傾向があると指摘されていた。コーチは「スイングの力みが減れば、ボールをより深くまで、より長く見られるようになる。そうすれば、打つべき球を選んでスイングできるようになる。ボール球を追いかける原因はいろいろある」と分析。「翔平の場合は、どちらかと言えば、結果を出そうと少し力みすぎていることが大きいと思う」としたうえで「技術的には、かなりいい状態にある。だから、少し力を抜いて、フィニッシュの形を保つことが大切なんだ」と強調した。

 状態が悪いときの傾向について「バットのヘッドが少し早く返ってしまう」とする。リーグ優勝決定シリーズに向け、修正点を確認した形。「ただ、今回のことが健康状態に関係しているとは思わない。少なくとも本人から、そのような話は聞いていない。今日の練習は素晴らしかったし、試合前の室内ケージでの練習もずっといい内容だった。大切なのは、本人が求めている感覚を取り戻すことだと思う」とうなずいた。

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