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飛びっきりの美人ヤマメ27センチ 日本初のテンカラ専用区間は渓流魚の宝庫

[ 2026年7月25日 05:30 ]

約27センチの見事なヤマメを釣り上げた田辺さん
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】栃木県日光市を流れる男鹿川は、野岩鉄道会津鬼怒川線沿いに流れるアクセス良好な渓流魚の宝庫だ。今回の狙いは、誕生して6年目になる日本初のテンカラ専用区間がある三依地区。そして、釣り人に人気の最寄りの宿「ロッジ古代村」を紹介する。(バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 全国各地の河川に設定されたキャッチアンドリリース(C&R)区間の多くは、ルアー・フライ向けの釣り場だ。そんな中で「日本の伝統漁法であるテンカラ釣り専用C&R区間があるべきだ」と主張したのは「テンカラ大王」と呼ばれる石垣尚男さんだった。釣りの第一人者にして、愛知工業大の名誉教授だ。

 この考えに理解を示し、地域振興のために日本初のテンカラ専用C&R設置に尽力したのが、当時のおじか・きぬ漁協組合長の石山成典さんと、三依地区を管轄する矢部礼司支部長だった。そして入山沢支流の見通沢がテンカラ釣りに最適な渓相として選ばれ、2021年春に日本初のテンカラ専用C&R区間が誕生したのだった。

 今回、筆者はテンカラ釣り名人でガイドの田辺宜久さんの釣りに同行。午前9時に入山沢と見通沢の合流点付近から入渓した。田辺さんは石垣さんのレベルライン釣法の継承者で師範代。開始してすぐに8寸(約24センチ)ほどのイワナをキャッチして一安心。テンポ良く毛バリを流れに打ち込んでゆくと、7寸(約21センチ)前後のイワナたちが無邪気に飛び出してくる。さすがは師範代だ。

 上流へ釣り上がり、しばらくすると倒木が沈んでいるポイントがあった。いかにも何か潜んでいそうな気配だ。大岩の横を毛バリが自然に流れると、飛沫(ひまつ)が上がり竿先が大きく引き込まれた。黒毛バリをくわえたのはヒレの立派な9寸(約27センチ)の美人ヤマメだった。道糸はフロロ3・5号。ハリスはVARIVASフロロティペットマスタースペックプロ5X(0・8号)だ。

 この三依テンカラ専用区が素晴らしい点は、成魚放流だけに依存せず魚影を維持しているところ。ここぞというポイントには必ずワイルドな魚が付いている。テンカラ釣りはリールを使用しないので、釣り人と魚の距離が近く、魚の反応や着き場も分かりやすいので渓流釣り入門者にお薦めだ。

 さて、テンカラの宿「ロッジ古代村」は、中三依温泉駅から歩いて5分ほどの入山沢合流点にある民宿だ。オーナーの塩生和敏さんはおじか・きぬ漁協理事で、自身も釣り人。かなりお得な釣り人向け宿泊パックがある。遊漁券購入がてら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

 ▼ロッジ古代村=(電)080(1621)0947。渓流釣りパックは1泊2食、1日遊漁券付きで1万円(税込み)。各種遊漁券販売。公式サイトあり。

 ▼釣況 おじか・きぬ漁業協同組合=(電)0288(77)1449。渓流魚日釣り券2000円(現場売り4000円)。3月21日~~9月19日はイワナ・ヤマメなど渓流魚。川治温泉C&R区間のニジマスは翌年2月末まで。公式サイトあり。

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