元幕内・矢後が引退会見 同期の十両・友風について聞かれ「泣けますね」

[ 2026年9月26日 14:58 ]

大相撲秋場所14日目 ( 2026年9月26日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所14日目>引退会見で目頭をぬぐう矢後(撮影・五島 佑一郎)
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 現役引退を発表した元幕内で西三段目22枚目の矢後(32=押尾川部屋)が両国国技館で師匠の押尾川親方(元関脇・豪風)と記者会見に臨んだ。思い出の一番に新入幕の19年初場所13日目、引き落としで勝ち越しを決めた後の小結・阿武咲戦を挙げた。

 「連敗が続いていた。勝てて良かったと思い出に残っている」。中日に7勝目を挙げてから4連敗した、難産の幕内初の勝ち越しだった。

 北海道芽室町出身で10歳で相撲を始め、高校相撲界の名門・埼玉栄へ進んだ。中大で全日本選手権を制し、17年夏場所で尾車部屋から幕下15枚目格付け出しで初土俵。巨体を生かした左四つの寄りで19年初場所に新入幕となり、幕内には4場所在位した。

 中学時代に痛めた右膝とつきあいながらの9年余りの力士生活。「ここ数場所は成績が良くなくて先場所、(押尾川)親方と相談した。幕内まで上がることができて、最後までやりきれたと思います」と晴れやかに語った。

 現役最後の取組となった前日は勝ち名乗りを受けた後、花道で十両・友風の出迎えを受けた。尾車部屋へ同期入門し、切磋琢磨(せっさたくま)した間柄。「同級生で高校大学と対戦がある。一番特別なライバル。友風のことを思うと泣けますね」と目元を拭った場面もあった。今後は中大でコーチを務める予定。

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