第98回選抜高校野球大会(甲子園)が19日、開幕する。日刊スポーツは父子で甲子園出場をかなえた球児に注目。「聖地に集うジュニアたち」と題して紹介する。後編は専大松戸(千葉)・真田陽向(ひゅうが)内野手(3年)と大阪桐蔭・中村勇斗内野手(2年)。

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「おかわりジュニア」が甲子園にやってくる。大阪桐蔭の中村勇斗内野手(2年)は同校OBの西武中村剛也(42)の長男。背番号17でベンチ入りする長距離打者は「とにかくチームの勝利に貢献できるようにしたい」と意気込む。

小学時代には西武ジュニアでプレーし、中学時代には世田谷西シニアで全国制覇を経験。「小さい頃から高校野球といえば大阪桐蔭。一番成長できると思った」と関西の強豪の門をたたいた。

身長181センチ、体重91キロと父譲りの体格を持ち、長打力がセールスポイント。NBP歴代10位で現役最多481本塁打の父と似た打撃タイプでもあり、「身近にいいお手本がいる。長打力はトップレベル。参考にすべき人」とDNAを受け継ぐ。

昨秋は初めてベンチ入りし、代打で公式戦デビュー。近畿大会では途中出場で三塁守備にも就いた。今大会では父が高校時代はかなわなかった甲子園でプレーする可能性もある。甲子園練習では一足早く感触を確かめ、「うれしい」と笑顔。大会を前に父からは電話で「自分らしく頑張れ」と言葉を受けた。持ち味の長打力で甲子園を沸かせる。【林亮佑】

◆中村勇斗(なかむら・ゆうと)2009年(平21)7月22日生まれ、東京都杉並区出身。高井戸東小1年から高井戸東少年野球クラブで野球を始め、西武ジュニアに選出。高井戸中では世田谷西シニアでプレーし、全国制覇も経験。大阪桐蔭では1年秋の大阪大会から背番号15でベンチ入りし、近畿大会にも出場。父は西武中村剛也。50メートル走7秒0。遠投95メートル。181センチ、91キロ。右投げ右打ち。