【競泳日本選手権】光永翔音「意識の低さでこうなった」ドーピング違反判明後初レースで反省

[ 2026年6月4日 11:51 ]

競泳日本選手権第1日 ( 2026年6月4日    東京アクアティクスセンター )

<競泳日本選手権初日>男子50メートルバタフライ予選、スタート地点に向かう光永(中央)ら選手たち(撮影・木村 揚輔)
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 男子50メートルバタフライ予選で、6組を泳いだ日本記録保持者の光永翔音(中大)が23秒28の全体1位で、午後の決勝進出を決めた。

 光永はせきの症状を抑える薬に禁止物質のツロブテロールが含まれていたとして、ドーピング違反で昨年11月から今年3月まで資格停止処分を受けていた。2日に日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が公表後、初のレースを終え、「(代表に選ばれた秋の愛知・名古屋アジア大会など)8、9月のことを気にしているので、切り替えている」と話した。

 本人によれば昨年5月頃から風邪の症状を繰り返し、医師から喘息の診断を受けたという。そこで禁止薬物を含む薬を避けたいと伝えていたにもかかわらず、当該の薬を処方されて服用。昨年9月の日本学生選手権での検査で陽性が判明した。JADAにも“情状酌量”されて資格停止期間は4カ月に短縮されたが、「トップ選手という自覚は当時はなかった。意識の低さでこうなった」と反省した。

 資格停止期間は部の活動にも参加できないため、大学のプールで1人だけで練習を続けていたという。「4カ月、つらかった。心が折れそうになった」というが、停止明け直後だった3月の日本選手権ではバタフライ2冠を達成。パンパシフィック選手権(米アーバイン)とアジア大会代表に選ばれた。

 3月の日本選手権に参加申し込みしたのは資格停止処分中で、日本水泳連盟が救済措置として光永のために内規を定めた。一部で公平性に欠けるとの批判もあるが、光永は「これをきっかけに、もうこういう選手が出てほしくない」と警鐘を鳴らした。

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