緊張よりも、むしろ初体験を楽しんだ。ソフトバンクのドラフト5位・高橋隆慶内野手(24=JR東日本)が人生初の「二塁」デビューを果たした。16日に行われたB組対社会人・王子との練習試合。2番セカンドで先発出場。バックネット裏には小久保裕紀監督(54)の姿もあった。
いきなり初回に打球が飛んできた。一、二塁間へのゴロ。左手を伸ばししっかりキャッチ。一塁へ送球したものの、内野安打となった。「僕の動きでは内野安打でしたね。でも、捕る投げるはしっかりできていたと思う」。その後も二塁へのゴロをきっちりさばいた。少年野球を含めても未経験の二塁挑戦。いきなりプロ初の対外試合でデビューとなったが、ミスも大きな財産と捉えた。中堅前への飛球はセンターのイヒネ・イツア(21)と譲り合い、ヒットにしてしまった。「ヒットにしてミスしてしまいましたし、外野への打球も多くて、カットとの入り方とか、いろいろあったけど、ミスはしてもいい経験になったし、勉強になったと思ってこれからもしっかりやっていきたい」と苦笑いした。守備位置から小久保監督の姿も確認。「監督に見られているとか思って緊張するより思い切りやろうと思っていました」とグラウンドでは気持ちを高めた。
自慢の打撃では好アピール。第1打席は四球を選び、3-3の同点で巡ってきた5回の第3打席。1死満塁の場面で直球を捉えて三遊間を破る勝ち越しタイムリー。2試合あった紅白戦では3打数無安打、2三振に終わっていただけに“プロ初安打初打点”をマークし、勝負強い打撃も披露した。
この日、小久保監督は栗原陵矢内野手(29)の捕手再挑戦を表明。「三塁」が本職の高橋にとっては二塁を含めて、さらに出場機会が拡大する可能性が高まる。即戦力ルーキーがホークスの新たな内野布陣構築に向けたキーマンになりそうな気配だ。【ソフトバンク担当=佐竹英治】




