第98回選抜高校野球大会(甲子園)が19日、開幕する。日刊スポーツは父子で甲子園出場をかなえた球児に注目。「聖地に集うジュニアたち」と題して2回に分けて紹介する。初回は花巻東(岩手)・古城大翔(だいと)内野手、横浜(神奈川)・古畑雄大内野手、沖縄尚学・足立琥太郎内野手(いずれも3年)。

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父に近づき、越えたい。その思いが横浜入学の原動力になった。横浜・古畑の父和彦さん(45)はPL学園(大阪)で主砲を務め、98年夏の甲子園で松坂大輔投手を擁する横浜に延長17回で敗戦。球史に残る名勝負を演じた1人だ。古畑は小1で野球を始めると、父は98年夏の甲子園のビデオを見せてくれた。「スゴい人なんだと知りました」。同じ甲子園でプレーしたい。毎日一緒に練習して長打力を磨き「延長17回を戦った横浜からプロを目指したい」と入学を決めた。

今大会、父と松坂氏との縁から、松坂氏からプレゼントされたグラブでプレーする。「松坂さんの投球フォームのシルエットが刺しゅうされている。横浜の歴史を感じる」。父譲りの豪快な打撃で勝利に導く。

◆古畑雄大(ふるはた・ゆうだい)2008(平20)年7月18日、東京都江東区生まれ。小1から深川ジャイアンツで野球を始め、小6でヤクルトジュニアに選出。神宮球場で2本塁打。中学時代は東練馬シニアでプレーし中学通算24本塁打。178、84キロ。右投げ右打ち。家族は両親と弟。

14日、甲子園球場での練習でノックを受ける横浜・古畑雄大
14日、甲子園球場での練習でノックを受ける横浜・古畑雄大
1998年8月20日、第80回全国高校野球選手権大会・準々決勝 横浜対PL学園 延長11回裏1死一塁、三振に倒れる古畑和彦。投手は松坂大輔
1998年8月20日、第80回全国高校野球選手権大会・準々決勝 横浜対PL学園 延長11回裏1死一塁、三振に倒れる古畑和彦。投手は松坂大輔