19日開幕の第98回選抜高校野球大会(甲子園)で採用される指名打者(DH)制が、大きな注目を集めている。
投手の負担軽減や選手の出場機会増加などメリットが大きいといわれている中で、各校はどう受け止めているのか。日刊スポーツ高校野球取材班はこのほど、今センバツに出場する全32校の監督にDH制に関するアンケートを実施した。
Q3 DH実施で監督として感じる課題や工夫点は
【各校の回答】
北照(北海道)・上林弘樹監督(46) 打つだけの選手が増えてしまうことが懸念され、大学など上位カテゴリーでの活躍が制限される可能性がある
花巻東(岩手)・佐々木洋監督(50) 選手の見極め
八戸学院光星(青森)・仲井宗基監督(55) 選手の将来性や可能性を閉ざすような育成にしてはいけないと思う
東北(宮城)・我妻敏監督(43) ベンチ入りの人数。他のカテゴリーは25人と多い
山梨学院・吉田洸二監督(56) 課題はない。工夫もないが、自然に生徒がチャンスだと思って士気向上につながっている
花咲徳栄(埼玉)・岩井隆監督(56) バットが変わり得点が入らないので複数DHを希望。高校野球をもっと変えるなら攻撃的な野球にした方がいい
専大松戸(千葉)・持丸修一監督(77) DHのあり方を考える必要がある。打てない投手にDHを使うのではなく、戦術的な用途を確認しながら進める
佐野日大(栃木)・麦倉洋一監督(54) DH制でも少し幅を持たせたルールが好ましいと思います
横浜(神奈川)・村田浩明監督(39) ルールをしっかり把握する
帝京(東京)・金田優哉監督(40) 投手兼DH→再登板ができたら、作戦の幅が広がりそう
中京大中京(愛知)・高橋源一郎監督(46) 特にない
大垣日大(岐阜)・高橋正明監督(43) 特にありませんが、選手交代の時に間違えないように口頭ではなく用紙に記入するなどの工夫をしたい
帝京長岡(新潟)・芝草宇宙監督(56) 得点力は高校野球全体で上がるのではないか。選手たちの可能性が広げることにもつながると思う
日本文理(新潟)・鈴木崇監督(45) 得点力の向上が期待できる。試合展開次第でDHを軸に攻撃のアクセントを入れていくことができると思う
滋賀学園・山口達也監督(54) 選手の出場意欲が増えるとすごく感じる。チャンスがあることはモチベーションが高まりチームの士気も上がる
近江(滋賀)・小森博之監督(42) 最大の課題は、「選手起用の複雑化とモチベーションの維持」。高度なゲームマネジメントが求められる
東洋大姫路(兵庫)・岡田龍生監督(64) 私自身はメリットしかないと考えています(いろいろな面において)
崇徳(広島)・藤本誠監督(46) DHで試合に出場できる選手、代走で出場できる選手など、一芸に秀でている選手を育成しています
高川学園(山口)・松本祐一郎監督(38) 今のところ、感じていない
英明(香川)・香川純平監督(40) DH=打つ選手だけではなく、さまざまな場面を想定して起用する必要がある
阿南光(徳島)・高橋徳監督(42)二刀流が減る可能性はある
九州国際大付(福岡)・楠城祐介監督(42) DHの使用とDH消滅のルールをしっかりと把握しておきたい
長崎日大・平山清一郎監督(46) マイナスな面ではなく、起用方法による選手の意欲向上などさまざまな面でプラスなアイデアを出していきたい
神村学園(鹿児島)・小田大介監督(43) 実際にまだ行っていないので、正直、まだわかりません
熊本工・田島圭介監督(44) 野手兼投手が多くいるのでDH解除後の起用や大谷ルールの導入などをしっかりと学びたいと思います
沖縄尚学・比嘉公也監督(44) 投手に配慮するための制度かわからないが、DHは投手だけでなく、打てない人にも使えるようにしてほしい
長崎西・宗田将平監督(41) 打てる選手の育成が課題。
高知農・下坂充洋監督(33) 投手が一番ヒット数が多いので、DHを使用しないと思う。試合中盤から終盤に必要性がはっきりと見えてくる

