ドジャース大谷翔平投手(31)とアンドリュー・ヒーニー投手(34)が、笑顔の再会を果たした。27日(日本時間28日)、今月1日にド軍とマイナー契約を交わしていたヒーニーが、メジャー昇格。この日のマリナーズ戦前、投手調整で遭遇した大谷とハグを交わした。「会えて良かったよ」。エンゼルスで18年から3年半、公私をともにした旧友との再会を喜んだ。
ヒーニーはおそらく、チーム事情を伝えられていた。25日(同26日)に4年連続地区優勝を決め、今3連戦は消化試合となる。いわばポストシーズン(PS)の戦いを見据えた準備期間だ。そのため、先発ローテーション投手は短いイニングで降板する。一方で、救援陣を酷使する訳にはいかない。どうしても、中盤のイニングを任せられる緊急の投手が必要だった。
この日も、右腕グラスノーが3回で交代した。2番手でマウンドに上がったヒーニーは2イニングを投げ、4安打3失点。22年シーズン、ドジャースに在籍していた左腕は「またドジャースに来て投げるチャンスを得たけど、あまりいいピッチングは出来なかった」と淡々と振り返った。
チームは翌日、レギュラーシーズン最終戦を迎える。クラブハウスの選手ロッカーは整理されず、シューズやグラブ、ユニホームなどが残っているのが通常の状態だ。だが、ヒーニーは試合後、ド軍のチームカラーの青いバッグにグラブやシューズを入れ、荷物をまとめていた。それが意味するのは1日限定の古巣復帰。9月30日からワイルドカードシリーズ初戦を迎えるチーム事情を踏まえればやむを得ないが、34歳のベテランは、たとえ1日で終わることになってもドジャースのために腕を振ることを受け入れたのだろう。
クラブハウスから去る間際、偶然だったのか、それとも待っていたのかは分からないが、チームバスへ向かう大谷、山本由伸投手(27)と帰るタイミングが重なった。エンゼルス時代、アイスホッケー観戦など公私で仲良しだったヒーニーと大谷が2人並んで、球場の通路を一緒に歩いて会話を交わしていた。おそらく明日以降、2人の向かう先は違う。だが、同じドジャースの選手として1日だけでも顔を合わせられたのは、互いにとって心が和む時間となったに違いない。




