侍ジャパンの一員としてWBCに参加していたヤクルト中村悠平捕手(35)とオリックス若月健矢捕手(30)が18日、ともにピッチクロックやピッチコムの導入の必要性を訴えた。
巨人戦(東京ドーム)の試合前練習で、16日の帰国後初めて、約1カ月ぶりにヤクルトのチームメートとともに体を動かした中村は大会期間で得られたこととして「メジャーと日本のNPBの差というのをすごく感じた」と明かした。
「僕は日本もピッチクロックとかピッチコムとかを導入して、より向こうに近づきながら、日本の選手のスキルを上げていった方がいいんじゃないかなと思いました。あとはボールとかも。野球ってちょっとのことで変わると思うので。そういったところでも変えた方がいいかなと思います。あとはセ・リーグは来年からDHが入ると思いますけど、そういうのもすごくいいなと。打ち勝たないと無理だなというのは感じましたね」と持論を展開した。
京セラドーム大阪で取材に応じた若月も、ピッチコムやピッチクロックについて「やってみてメリットもあったと思いますし。この大会でしか僕らは使うことできなかったんで、難しい部分も正直あったんですけど。そこのせいにするわけではないんですけど、(NPBに導入するなら)メリットの方が大きいんじゃないかなと感じました。国際大会でああいうルールに基づいてやるのであれば、適応しないといけないと思いましたし」と、普段からピッチコムに慣れているメジャーリーガーと差があったことを痛感。「ぼくもすごくあわてながらサインを出したりとか、ほんと慣れてたつもりでしたけど、慣れてなかったなと。時間の使い方を見ると」と振り返った。宮崎合宿中からパドレスのダルビッシュからピッチコムへの対応などをアドバイスされてはいたが、実際の大会では対応しきれなかったという。
大会全体を振り返り「非常に残念な結果になりましたし、自分自身も力の差を感じましたし、日本のファンの皆さまにとっても悔しい結果になってしまって本当に申し訳ないです」をくちびるをかんだ。
みずほペイペイドームで取材に応じたソフトバンク牧原大は、ピッチクロックについて打者目線で「慣れるまでは多分すごい難しいことだと思うが、いずれは日本でもやってほしい。リズムは変わる。ずっと投手の方を見ないといけないので、自分のルーティンの動きを削らないといけない」と、対応の難しさゆえに、通常時からの使用を望んだ。一方で周東は「試合が早く終わるので、めちゃくちゃいいなと。僕は打席の中では(相手に)早く投げてほしいので、あまり気にならなかった。守っていても早く終わるのでいいなと(感じた)」と対応にも苦がなかったことを明かした。

