ドジャース山本由伸投手(27)が、ABS(通称ロボット審判)によって、ストライク判定がボール判定に覆った。
1回1死、キャロルを2球で追い込み、3球目に内角高めのカットボールを投じ、見逃し三振と判定されたが、キャロルがチャレンジを要求し、ボールへと覆った。
見逃し三振の判定から、カウント1-2になり、4球目は速球をファウルの後、5球目のスプリットで左飛に抑えた。
メジャーリーグでは今季から、ストライクかボールかを機械で自動判定する通称「ロボット審判」が導入された。
◆ロボット審判 機械でストライクかボールかを判定する、通称「ロボット審判」。選手が帽子かヘルメットをたたくことで、1試合にチームで2度失敗するまで何度でもチャレンジできる。要求できるのは打者、捕手、投手だけ。これまでのチャレンジと違い、監督は要求できない。ベンチからの助言も不可となる。ABSの判定に使用されるストライクゾーンは、選手の身長によって決まる。上限が「身長の53・5%」で、下限が「同27%」となる。このため春季キャンプで厳密に、スパイクを脱いで背筋を伸ばした状態で、身長測定が行われた。判定に用いられる機械は、ソニー製のホークアイ。12台の高解像度、ハイフレームレート(コマ数)カメラで撮影し、ミリ単位まで判別する。
◆導入決定の経緯 試合運営委員会の投票により多数決で決まった。委員会は球団オーナー6人、ザック・ゲーレン(ダイヤモンドバックスFA)を含む選手4人、審判1人の計11人で構成され、投票結果はオーナー全員が賛成、選手は4人中3人が賛成、審判は反対で、9対2で賛成多数だった。選手では、特に投手から反対の声が多数挙がっていたが、決定前に選手会が独自に行った投票では、30球団中23球団で賛成多数となっていた。



