【ミラノ発】重なった“りくりゅう”と宇野昌磨 「気楽に」の言葉に宿る日本の伝統

ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)は開会式に先駆けて、フィギュアスケートの団体が幕を開けました。

前回銀メダルの日本は、2大会連続金メダルを狙う米国と順位点で2点差。23点で第1日を終えました。

アイスダンス・リズムダンス(RD)で吉田唄菜(22)森田真沙也(22)組(木下アカデミー)が8位発進。そこからペアで五輪経験者の三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)、女子の坂本花織(25=シスメックス)がショートプログラム(SP)1位とチームを押し上げました。

14年ソチ大会での団体初開催から4大会目。日本が引き継いできた伝統を、大会中に連日お届けする「ミラノ発〝毎日〟Ice Story」で掲載します。

(本文敬称略)

フィギュア

〈ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート〉◇団体◇6日◇ミラノ・アイススケートアリーナ




三浦、木原組の得点を確認し喜ぶ日本の選手たち(撮影・前田充)

三浦、木原組の得点を確認し喜ぶ日本の選手たち(撮影・前田充)


本音


即答は、本音を意味した。

「これから出番となる選手たちに、どのように滑ってほしいですか」

各国の記者でごった返したペアSP後の取材エリア。SP世界歴代3位の82・84点で1位となった木原が「気楽に…」と口にした。

そんなパートナーにかぶせるように、三浦が続いた。

「皆さんやっぱりオリンピックに向けて、たくさん練習してこられたと思うので、あとは本当に気楽に、楽しく滑っていただきたい。心から応援したいなと思っています」

マイクの位置からさりげなく距離を取った三浦に、木原が「前に行ってあげないと」と声をかけた。当人は「呼吸(の音)がここ(マイク)に取られるかな…と思って、ちょっと後ろだったの」と普段通りのやりとりで笑わせた。


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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。