在阪民放アナのリレーコラム「アナランド」

読売テレビ・野村明大アナ 将来的に「本も書いてみたい」 身近で見た大物ネタで“リーダー”論も(後編)

[ 2026年8月21日 11:00 ]

アナウンサー、解説委員としてフル回転の読売テレビ・野村明大アナウンサー
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 【在阪テレビ局アナウンサーの「アナランド」】朝の情報番組でスポーツコーナーを担当し「週刊トラトラタイガース」にも出演した読売テレビ・野村明大アナウンサー(54)。スポーツ実況もこなし、05年に阪神が甲子園での巨人戦でセ・リーグ優勝を決めた日には、岡田彰布監督の優勝監督インタビューを任された。大役を無事に終え、スポーツアナとして「ひとつ区切りがついたかな」と感じていた矢先の06年、同局の報道局からお呼びがかかった。

 「夕方のニュースで1週間、代役を務めたんです。それを観ていた報道局から誘いがあって。まあ、サラリーマンなんで断ることもできず、報道局記者を兼務するようになりました」

 20年も前の大きな転機。後々、振り返ってみると「現場記者をやって、本当によかったと思ってます」という。エリアの政治、事件や事故を取材する日々。そこで10年に「大阪維新の会による大阪都構想」をスクープした。ある府議会議員とお茶を飲んでいる際に、スクープネタを手に入れた。「あれから16年経ち、また都構想が騒がれてるとは思いもしなかった」といい、「立場上、賛否は言えません。ただ、どういう結末になるか、しっかり見届けたい」と注目している。

 13年夏から、昼の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)でプロデューサーを務めた。現在は解説委員として出演する。その「ミヤネ屋」が今秋、20年の放送に幕を下ろす。深く関わってきた野村アナは「お疲れ様でした」とスタッフを労い、MCの宮根誠司(63)について語った。

 「丸5年、(プロデューサーを)やらせてもらいました。宮根さんはアナウンサーの先輩として尊敬できる方。サッカーに例えるなら、あのスピードあるパス回しは抜群のテンポ。身近でワザを学ばせてもらいました。私の宝物ですね。番組が終わってしまうのはちょっと感傷的になりますが」と語った。

 現在、“秘書室長”を務める「そこまで言って委員会NP」(土曜後2・30)では、MCの後輩・黒木千晶アナウンサー(32)をサポートする。黒木アナは「ミヤネ屋」の後継番組となる「「ニュースto(にゅーすと)」(月~金曜後1・55)で宮根アナからバトンを受ける。黒木アナには「才能のある人。天性の“回し”ができる。年配の重鎮らを手のひらで転がすように回せるのは素晴らしい」と太鼓判を押す。

 自身の今後については「今やってる朝番組は非常にやりがいがあります。朝は家族全員で見て、生活習慣となります。可能性もあるし、充実してます」。今年3月末から始まった朝の情報番組「テッパン朝ライブ じゅーっと!」(月~金曜前5・00)で週4日間解説委員を務める。新番組に全力を注いでいるのが現状だ。

 入社してちょうど30年。今もこまめに情報収集は怠らない。「高校、大学時代の友人が霞ヶ関にたくさんいます。ちょうど、要職を務める年齢。彼らとメールやラインで連絡を取って。政治や経済の大筋を間違うことはないと思います」。官公庁には官僚を務める友人が多数いる。現場記者時代と合わせ、広大な人脈を生かす。将来的には「本も書いてみたい。星野監督、野村監督や橋下徹さん、松井一郎さんらを身近で見てきました。“リーダー”論なんて面白いと思います」。ネタの引き出しはまだまだ詰まっているに違いない。(古野 公喜)

 ◇野村 明大(のむら・めいだい)1972年(昭47)6月5日、兵庫県尼崎市生まれ、大阪育ちの54歳。灘中、灘高から東大経済学部を経て96年4月に読売テレビに入社。趣味は愛犬と戯れること、野球観戦。 

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