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こだわり旬の旅

【長野・野沢温泉村】涼風吹く夏のスキー場へ!絶景ジップラインとスケルトンゴンドラで楽しむ空中散歩

[ 2026年8月6日 19:00 ]

爽快さとスリルが同時に味わえるジップ・スカイライド。老若男女楽しめる
Photo By スポニチ

 酷暑の首都圏を逃れ、グリーンシーズンを迎えた長野県野沢温泉村の野沢温泉スキー場に向かった。今冬のミラノ五輪ジャンプ銅メダリスト・丸山希選手の故郷で、先頃急逝した人気作家・東野圭吾氏ゆかりのスキー場。ジップラインやゴンドラで“空中遊泳”を楽しんだ後、麓の野沢温泉で地元産のジンやビールを味わうなど、貴重な“スキー場の夏”を満喫した。

 「ワオーッ!」。パラシュートを付けたハーネス(ベルト状の装具)に座り、出発タワーの一番上(標高794メートル)から空中に飛び出した瞬間、年甲斐もなく叫んでいた。全長652メートル、標高差122メートルを最大時速約70キロで駆け下りる野沢温泉スキー場の「ジップ・スカイライド」。ビクビクしながらの乗車だっただけに、スタート早々、大きな声が出てしまった。

 起点は野沢温泉から徒歩で約15分の日影ゲレンデ(標高約660メートル)。全長500メートルのサマーゲレンデや家族で遊べるナスキーパークなどを備えた野沢温泉スポーツ公園があり、インフォメーションセンターのある建物には「丸山希選手おめでとう」の横断幕。五輪での丸山選手の活躍を思いだしながら、同センター内でハーネスを装着し、リフトに乗って出発タワーへ。スタート地点に立つと、ゴールははるか彼方で足がすくんだ。

 頭を無にして出発すると一気に加速。歯を食いしばり、ハーネスをつかむ両手に力が入る。都心と7~8度は違うという気温の中、涼風がこの上なく心地良い。中間地点まで行くと慣れたのか、速さは感じなくなり、バンザイする余裕も。まさに宙を舞い、鳥になったような気分だ。到着までわずか約1分も、スリルとそう快さの両方楽しめる“空中飛行”だった。

 スピード感にひたった後は、床がガラス張りになった、長坂ゴンドラリフトのスケルトンキャビンに乗るため、日影ゲレンデから徒歩約15分の長坂ゲレンデへ。長坂駅(同627メートル)の乗車券売り場には、野沢温泉スキー場を舞台にした東野氏の作品の一つで、今年の正月に放送されたNHKドラマ「雪煙チェイス」のポスターが貼られ、感傷的な気分に。だが、スケルトンキャビンはそんな気持ちを十分すぎるほど癒やしてくれた。

 キャビン80台のうち2台しかなく、約10分間隔での運転のため、乗れたらラッキーといわれる人気キャビン。普通の10人乗りに対し8人乗りで、床だけでなく両側、前後のほとんどがガラス張り。下方に見える温泉街や千曲川がどんどん小さくなり、周囲を青空や間もなく色づくだろう山々、真下を杉林やゲレンデが流れていく。視界が良ければ妙高山(標高2454メートル)、黒姫山(同2053メートル)などの5つの名山「北信五岳」が望めるそうで、やまびこ駅(同1417メートル)までの約10分間はまさに“絶景の空中散歩”。夏しか味わえない贅沢な時間だった。

 ▽行かれる方へ 北陸新幹線飯山駅から直通バス「野沢温泉ライナー」で約25分。車は上信越道豊田飯山ICから国道117号線利用。ジップ・スカイライド1回2500円。AIが自動追尾で高画質動画撮影してくれるSAVREQ(サブレック)サービス(有料)も。ゴンドラリフトは往復2500円。野沢温泉スキー場=(電)0269(85)3166。

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