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こだわり旬の旅

【宮城・仙台】まるで絵画!華麗な鳳鳴四十八滝とダイナミックな秋保大滝 心癒やされる絶景滝巡り

[ 2026年10月4日 19:00 ]

鎌倉山をバックに優雅に流れ落ちる鳳鳴四十八滝。一幅の絵画のようだ
Photo By スポニチ

 前回の盛岡県の“湯巡り”に続き、お隣、宮城県の仙台市で“滝巡り”を楽しんだ。名瀑「秋保大滝」と、全国的には無名の「鳳鳴四十八滝」だが、四十八滝の美しさは想像以上で、しばし見とれてしまうほど。近くには工場見学ができるニッカウヰスキー蒸留所や、大人気のおはぎ、油揚げを味わえる店もあり、西側山間部で“もう一つの杜の都”を満喫した。

 長年仙台市に住む知人に名前を聞いても、「そういえばあるね」ぐらいしか返ってこなかった鳳鳴四十八滝。だが、実際に訪れてみると、初見ということもあってか、その美しさに驚かされた。

 東北道宮城ICから車で約25分。ヒット曲「青葉城恋唄」でおなじみの広瀬川上流にある滝群の一つで、作並温泉に向かう国道48号線沿いの駐車場から少し歩くと、その姿が見えてきた。落差約25メートル、幅約10メートルとそれほど大きくはないが、緑豊かな森に囲まれ、大小の滝が階段状に折り重なるように連続して落ちるサマは、華麗にして優美。背後には逆さ釜のような形の鎌倉山(標高520メートル)がそびえ、一幅の絵画を思わせるような光景に、“掘り出し物”を見つけたような気がした。

 県によると、「鳳鳴四十八滝」という名前は、滝の音が伝説の鳥、鳳凰の鳴き声に似ていることから名付けたと伝えられ、江戸時代から「四十八滝」という呼び名があり、当時は48もの滝が存在したといわれている。見学場所が滝と離れているため音はほとんど聞こえなかったが、この地には天女が舞い降りたという伝説も残っているそうで、一帯が神秘的な雰囲気を漂わせていた。

 心が癒やされて向かったのは、車で約20分、仙台の奥座敷といわれる秋保温泉近くの秋保大滝。「日本の滝百選」に選ばれ、国の名勝にも指定されている幅6メートル、落差55メートルの名瀑で、華厳の滝(栃木県)、那智の滝(和歌山県)に並ぶ「日本三大瀑布」の一つともされているが、こちらはダイナミックで圧倒された。

 大駐車場から徒歩約5分。山形県・立石寺の奥の院といわれる秋保大滝不動の裏手にある滝見台から見る大滝は、実に雄大。深い木立の中、名取川の全流が断崖を一気に落下し、音を立ててしぶきを上げており、まさに絶景。だが、ここで満足してはいけない。さらにやや険しい遊歩道を歩いて約20分、汗を拭いながら滝壺まで行くと、景観は一変する。見上げるような高さから凄まじい音とともに莫大な量の水が流れ落ち、しぶきとともにミストが砕けるように舞う。時折、全身にミストを受けて写真も撮れないほどで、その迫力に身動きができなかった。

 駐車場へ戻る道すがら、“秋保大滝は男性的で、鳳鳴四十八滝は女性的だな”とひとりごつ。マイナスイオンも十分に浴びたせいか心地よく、10月中旬からの紅葉の時期にまた来たくなってしまった。

 ▽行かれる方へ 電車は鳳鳴四十八滝へはJR仙台駅からバス約65分、秋保大滝へは同駅からバス約70分。駐車場はともに無料。鳳凰は山形寄り、秋保は不動滝橋そばの駐車場が便利。問い合わせは作並・定義地区観光案内所=(電)070(1143)6633、秋保温泉郷観光案内所=(電)022(398)2323。

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