【ラグビー】エディー日本 難敵フィジー撃破で7年ぶりV 主将のSH斎藤「大きな自信になる」

[ 2026年9月20日 03:30 ]

ラグビー パシフィック・ネーションズカップ決勝   日本 20―15 フィジー ( 2026年9月19日    東京・秩父宮ラグビー場 )

パシフィックネーションズカップに優勝、カップを上げる斎藤主将と水をまいて喜ぶ選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 世界ランキング12位の日本は、同9位のフィジーに20―15で競り勝ち、19年以来の大会制覇を果たした。過去4勝17敗だったフィジーからの勝利も、同年7月の対戦以来4戦ぶり。その後のW杯日本大会で8強入りを果たした当時の代表に肩を並べる結果に、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、66)も高評価。来年に迫ったW杯オーストラリア大会に向け、確かな手応えをつかんだ。

 11年前、W杯初戦で南アフリカを破る「ブライトンの奇跡」を起こした9月19日というメモリアルデーに、エディージャパンが再び価値ある白星をつかんだ。思い通りの試合運びができず、負傷者続出でFWがBKに入る緊急事態も克服。選手が跳び上がって喜ぶ姿に、この一戦に懸けていた情熱が表れた。

 主将のSH斎藤は「歴史をつくるような試合にしようと話していた。若いチームにとってタイトルを獲ったのは大きな自信になる」と言う。接点で圧力を受け続け、濡れたピッチにハンドリングミスを連発。それでもセットプレーに活路を見いだして前半22分にモールトライを挙げると、後半もセットプレーを起点に2トライを挙げた。

 人もボールも素早く動かす超速ラグビーは不発だったが、賢く戦術を切り替え、勝ち切った選手たちをジョーンズHCは「防御の強度は素晴らしかった。かなりのステップアップ」と評価。「アタックが全く機能しなかったのは残念。難しいコンディションでも遂行しないといけない」と注文も忘れなかったが、表情は緩んだ。

 今季は明大4年の伊藤を10番で起用し続け、1番で2戦連続先発したPR大塚も成長。最終盤にはWTBに入ったFL下川がバッキングアップして勝利を手繰り寄せるタックルを決めるなど、個人とチーム双方の成長が見られた9月最後の一戦。指揮官は「さまざまな状況下でどうにか勝ち切ったのは評価できる」と話し、1年後のW杯へ光明を感じ取った様子だった。

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