アジア大会開幕!競泳男子・松下 “金1号”から北島&萩野の同門先輩に続くMVP「積極的に狙いたい」

[ 2026年9月20日 05:00 ]

愛知・名古屋アジア大会第1日 ( 2026年9月19日 )

<アジア大会 水泳練習>笑顔を見せる松下(手前)。奥中央は大橋悠依氏、右は平井コーチ(撮影・木村 揚輔)
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 32年ぶり3度目の日本開催となる大会は19日、パロマ瑞穂スタジアムで開会式が行われた。競泳日本代表は同日、会場の東京アクアティクスセンターで最終調整。今月に男子400メートル個人メドレーで日本記録を樹立した24年パリ五輪銀メダルの松下知之(21=東洋大)は日本人として2大会ぶり5人目の大会MVPを目標に掲げた。新競技のテックボールで、混合ダブルスの坂本唯那、早稲昭範組が準決勝でイラクペアを2―1で下して20日の決勝に進み、銀メダル以上を確定させた。

 偉大な先輩たちに追いつき追い越す。松下は最後の会場練習を終えると、笑みを浮かべて「疲れも取れて体も軽い。調子は悪くない」と話した。8月のパンパシフィック選手権で2冠を達成し、返す刀で日本学生選手権では日本記録を樹立。乗りに乗っている男は「自分のレースに集中すれば記録は出ると思う」と舌も滑らかだった。

 五輪にはないアジア大会独自の制度が、98年バンコク大会から始まった大会MVPだ。これまで日本勢は4人が受賞し、うち3人が競泳選手。特に同じ平井伯昌コーチ門下生の北島康介、萩野公介は、その2年後の五輪で初の金メダルを獲得した。松下も同じ出世街道を進む覚悟で「大会MVPは他の大会ではあまりないのでチャンス。積極的に狙いたい」と貪欲に語った。

 今大会はメドレー2種目を含む個人種目3つにエントリー。全て制しても3冠で“数”のインパクトは小さいだけに、その分は記録で補うしかない。疲労が残っていた日本学生選手権は、前半を抑えたレース運びで日本記録(4分5秒83)。今回は体調も万全で、「前半から行く。いちかばちか。最後にとんでもないこと(失速)になったらやばいけど、そうならない自信がある」と不敵にほほ笑んだ。

 大会は来日中のパリ五輪王者マルシャン(フランス)も観戦見込み。当然、ぶざまなレースを見せられない。4分2秒50の世界記録を持つ男の背中はまだ遠いが、「心理的なストレスを与えたい」とコンマ1秒でもその差を詰める。

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