【テニス】現役最終戦の錦織圭「どうしてもここでプレーしたかった」“聖地”ほぼ満員「幸せな1週間」

[ 2026年10月1日 16:13 ]

木下グループ・ジャパンオープンテニス第2日 ( 2026年10月1日    東京・有明テニスの森公園 )

<ジャパンオープンテニス>引退セレモニーでファンの声援に応える錦織 (撮影・田中 和也)
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 男子テニスで日本の第一人者として活躍し、今季限りで現役引退する元世界ランキング4位の錦織圭(36=ユニクロ)が現役最後の大会に臨んだ。シングルス1回戦で世界ランク8位のフランシス・ティアフォー(28=米国)と対戦し、4―6、4―6でストレート負けした。

 試合が終わると錦織はベンチで涙を流し、顔をタオルに埋めた。WOWOWで解説を務めていた松岡修造氏がセレモニーの進行役を務め、涙声でインタビュー。松岡氏が「最後の大会を(四大大会の)全米オープンにもできたはず。ただ、(最後を)この大会、日本の大会に決めてくれた」と問いかけると、「やっぱり日本でプレーできるのは格別なので、どうしてもここでプレーしたかった」と返答。「今日もこれだけのお客さんが駆けつけて応援にきてくれたので、やっぱりこれ以上のことはないですね。この数日間、ここで練習して、いろんな方も見に来てくれて、本当に幸せな1週間だったと思うので、もうちょっと良いプレーを見せたかったですけどね」と苦笑いを浮かべた。

 錦織にとって今大会はツアー通算685試合目だった。ティアフォーとは2度目の対戦。18年10月のウィーンでの対戦では錦織が2―1で勝っていた。平日の日中にもかかわらず、“聖地”有明コロシアムはほぼ満員。コイントスには女子テニス元世界ランク4位の伊達公子さんが登場し、会場は「ニシコリ」コールで沸いた。

 直近の全米オープン4強など好調のティアフォーに対し、第1セットは第1ゲームをいきなりブレークされた錦織だったが、1―2で迎えた第4ゲームで鮮やかなバックのリターンエースを決めるなど相手サーブをブレーク。しかし、3―3で迎えた第7ゲームをブレークされ、このセットを4―6で落とした。第2セットも第3ゲームを先にブレークされると、ティアフォーのサービスを破れずにそのまま押し切られた。

 錦織は12、14年と過去2度優勝しているジャパンオープンに2年ぶりに出場。9月25日の開幕前会見では「この大会はどの大会とも違う意味で大きな目標で、優勝するのは格別なものだった。コート上で悔いなく終われるようにしたい」と話していた。

 錦織は14年全米オープンで、日本選手初の四大大会シングルス準優勝の快挙を達成。16年リオデジャネイロ五輪では日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。一方で22年1月に股関節の手術を受け、その後も左膝や右肩に故障が相次いだ。今年4月末に引退を表明した。

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