【アジア大会】藤波朱理「特別なメダル。一番大切にする」衝撃敗戦乗り越え3位 ロス五輪へ再起誓う

[ 2026年10月3日 23:05 ]

愛知・名古屋アジア大会第15日 レスリング ( 2026年10月3日    名古屋市稲永スポーツセンター )

愛知・名古屋アジア大会<レスリング・女子57キロ級>3位決定戦、勝利した藤波は前を見つめて引き揚げる(撮影・小海途 良幹)
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 女子57キロ級の藤波朱理(レスター)は3位だった。

 準決勝で北朝鮮選手に公式戦9年ぶりの黒星を喫し、その後の3位決定戦はベトナム選手にテクニカルスペリオリティーで勝利。表彰式では人生で初めて、銅メダルを首に掛けて中国国歌を聴き、「初めての経験で“2年後(のロサンゼルス五輪)絶対に君が代を流す”と思いながら聴いた。不思議な感覚だったが、今はこれも味わっておいて。この時間を忘れることはない」と涙を流しながら話した。

 準決勝の直後はバックヤードに移動すると号泣。午後セッションまでは約4時間のインターバルがあり、その間には家族、友人ら近しい人から、たくさんの励ましのメッセージが届いたという。スタンドで見守っていた母・千夏さんには自ら電話し、「母は強くて。“また一から。頑張ったよ”と言ってくれた」と回想。周囲の支えがあって3位決定戦を戦い抜く気力を取り戻し、「負けたにも関わらず、応援してくださる人たちがいてうれしかった」と感謝した。

 中2だった17年9月から公式戦155連勝を果たし、この9年間は団体戦を除けば金メダル以外を首に掛けたことはなかった。ほしかった色とは異なるメダルを手に取ってしみじみと眺め、「いろんな思いが詰まった特別なメダル。今までで一番大切にする。これを見続ける2年になると思う」と話した藤波。涙と悔しさをエネルギーに、五輪連覇へ再出発を図る。

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