【柔道】嘉重春樺 女子63キロ級V2 圧倒的強さで国際大会無傷40連勝「日頃の積み重ねが発揮できた」

[ 2026年10月9日 03:00 ]

柔道 世界選手権第4日 ( 2026年10月7日    アゼルバイジャン・バクー )

女子63キロ級で優勝し、金メダルを手に笑顔を見せる嘉重春樺
Photo By 共同

 女子63キロ級で世界ランキング1位の嘉重春樺(26=ブイ・テクノロジー)が2連覇を達成した。日本勢のこの階級の連覇は09、10年の上野順恵以来。女子は初日から全4階級制覇となった。男子81キロ級の老野祐平(25=旭化成)は初戦の2回戦でパリ五輪3位の李俊奐(韓国)に延長戦の末に敗れた。

 圧倒的な強さは今年も変わらなかった。嘉重は5試合を完勝で2連覇。シニアの国際大会では、24年12月の初出場から無傷の40連勝とし「日頃の積み重ねが、ここで発揮できた」と会心の笑みを浮かべた。

 昨年からの着実な進化を畳で示した。代名詞の寝技から幅を広げ、立ち技で新境地を開いた。準決勝は一昨年覇者のファンリースハウトを豪快な投げ技と寝技で攻め、最後は巴投げで一本。決勝はプリモを背負い投げで崩し、2分過ぎに縦四方固めで仕留めた。

 8月のカザフスタンでの国際合宿では午前と午後の練習の合間に筋力トレーニングと走り込みを毎日行った。指導陣は「嘉重は昼休みにいなくなる。いないと思ったら汗だくで帰ってくる」と舌を巻く。「自信のつく練習をしている。量を落としたくない」。無類の稽古熱心さ、妥協しない精神力が強さを支える。

 国際大会は9連続優勝。「誰に聞いても63キロ級は嘉重と言われるくらい、全部獲っていきたい」と貪欲だ。26歳の女王は2年後のロサンゼルス五輪へ、歩みを止めない。

 ◇嘉重 春樺(かじゅう・はるか)2000年(平12)2月26日生まれ、徳島県出身の26歳。東大阪大敬愛高―環太平洋大出。高3で全国高校総体優勝。24年講道館杯全日本体重別選手権優勝。初出場の25年世界選手権で優勝。得意は寝技、背負い投げ。1メートル58。

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