令和8年のプロ野球ペナントレースが27日、全国6球場で開幕するのを控え、ロッテ-西武(ZOZOマリン)が注目カードに浮上してきた。

ロッテはドラフト2位左腕の毛利海大投手(22=明大)が開幕投手を務めるが、西武のドラフト1位小島大河捕手(22=明大)にも開幕スタメンマスクの可能性がでてきた。実現すれば西武では06年の炭谷以来20年ぶりの新人捕手の開幕マスク。明大バッテリーだった2人が、プロの開幕戦でぶつかり合う。

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東京・日本武道館で26日、明大の卒業式が挙行された。しかし西武小島は出席せず。「今、やってるんじゃないですか? あとで写真もらいます」と雨のZOZOマリンで言った。卒業式より大切な“入社式”が翌日に控える。「楽しみが一番大きいです。ずっと目標にしてきたので」。少年時代から憧れた職につき、いよいよペナント開幕戦から全てが始まる。

開幕1軍入りを決めた。「もちろんうれしいですけど、ここで結果を出すために練習してきたので」と浮つかない。相手ロッテの先発は毛利。半年前まで紫紺のユニホームに袖を通し「毛利-小島」のバッテリーだった。「(ヒット)打ったことないんです。プロで今年中に打てたら」。ささやかな願いはさっそくかなうか。小島に開幕マスクの可能性が浮上した。

西武は貴重なドラフト1位枠を大卒捕手にあてた。3年連続Bクラスからいかに脱するか。広池浩司球団本部長(52)は「得点を増やす方法も、失点を減らす方法もある」とオフの補強を進めた。アマ球界屈指の“打てる捕手”小島は格好の人材。首脳陣はオープン戦でも先発投手陣と次々にバッテリーを組ませ、シーズンに備えさせた。

西口監督は開幕前日も「予想してください」とヒミツを貫きながら、小島ら新人には「ルーキーらしく思い切りのいいピッチングやバッティングを」と願う。相手のドラ2左腕をドラ1捕手が打って勝てば、間違いなく勢いが付く。今季の数値目標を問われた小島は「初安打。そこだけは」と笑う。友からの一打ならば、なおさら強烈な名刺代わりになる。【金子真仁】

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