米国生まれの大型馬がデビュー戦を快勝した。22日に行われた浦和800メートルの2歳新馬戦を557キロの馬体重で制したのはフライトドクター(牝、小久保)。騎乗した野畑騎手は「すごいですね。この馬体で800メートルをここまでこなせる馬はあまりいないですね。完成されている状態だったらありえるけど、全然まだまだ良くなりそう。伸びしろしか感じなかった。距離が延びてどんな走りをするのか楽しみ。跳びがスマートですね」と期待を寄せる。

昨年のキーンランドセプテンバーセールで7万ドル。小久保師は「馬体と歩きだけ見て。この体でも器用だなと」と見初めた。父オリンピアードは重賞5勝を含む13戦8勝。4歳時の22年にジョッキークラブゴールドCでG1初勝利、ラストランとなった同年のBCクラシックはフライトラインの2着だった。その初年度産駒。「遺伝子検査は短距離だけど、オリンピアードも2000メートルぐらい。今日のレースを見ても1400メートルやマイルぐらいでも全然大丈夫そうだなと」。ジャンプ気味のスタートになりながらもハナを奪うと、外から並んだ2着馬を4角で振り切り5馬身差。直線に向いた時の手前の替え方もスムーズで、大型馬らしい加速も目を引いた。「体ももっと増えてきそう」。どんな成長をみせるのか。今後が楽しみだ。【牛山基康】