まるで桜色?
G1・3勝の白毛馬ソダシの半妹として注目されるアイドル候補マルガ(牝2、須貝)が、再来週のアルテミスS(G3、芝1600メートル、25日=東京)へ向けて栗東トレセンで調整を進められている。
函館での新馬戦を2歳レコードで制してから3カ月。須貝師は「体重はそこまで変化はないけど、こぢんまりしたお尻をしていたのが、ソダシに似てきたね」と目を細める。ひと夏を越して順調に育っているようだ。
パッと見は真っ白で、なかなか姉妹の見分けはつけづらい。だが、よく目を凝らすと、妹の方がやや桃色がかって見える。トレーナーは「ソダシより皮膚が薄い」と解説してくれた。
いわば薄紅色。姉と同じく桜花賞を目指す妹としては、縁起の良い色合いでもある。競馬界には「皮膚の薄い馬は走る」という格言もあり、将来がますます楽しみになってくる。
前日9日の2週前追い切りでは、NHKマイルC2着の先輩マジックサンズ(牡3)と併せて、Cウッドで6ハロン80秒5-11秒2の好時計をたたき出した。その走りにも姉妹で違いがあり、須貝師は「ソダシはパワーという感じだったけど、マルガの方がシャープ。動きもしなやか」と比較する。ならば、府中の軽い芝で優れた瞬発力を見せてくれるかもしれない。
姉は見かけによらず気難しさも秘めていたが、妹は今のところおとなしい。先日に馬房で見る機会を頂いたが、静止画のように落ち着いていた。まだ決めつけるのは早計だが、性格の違いも感じられる。
スプリント女王に輝いたママコチャを含め、偉大な姉2頭の背中を追うのはもちろん簡単ではないだろう。それでも、レジェンド武豊騎手を背にした新ヒロインとして期待せずにはいられない。桜の季節が楽しみになるような走りを見せてもらいたいものだ。【太田尚樹】

