今週日曜の東京では、昨年はのちの菊花賞馬エネルジコが制した出世レース、セントポーリア賞(3歳1勝クラス、芝1800メートル、2月1日)が行われる。今年注目の1頭は、前走で初勝利を挙げたミッキーマーメイド(牝、福永)。前走から4カ月の間隔を空けて調整は順調で、粒ぞろいの福永厩舎“明け3歳世代”の波に乗りそうだ。
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ミッキーマーメイドはここまでキャリア2戦。昨夏の小倉新馬戦こそ0秒6差の5着に敗れたが、2戦目の前走でレースぶりが良化した。前進気勢の強さがあり、折り合いが鍵になるタイプだが、好位でしっかり我慢。直線は上がり最速タイ、34秒2の脚で力強く伸びて、後続を1馬身以上突き放す完勝だった。
福永師は「気性面で難しい面があって、普段の調教から他馬を気にするところがあったが、そこは少しずつ改善されている」と精神面の成長を伝える。前走は今回と同じ東京で結果を出せたことも収穫で「ワンターンの1800メートル、2000メートルが合うと思う」と舞台適性にも手応えを示す。
3戦目の今回はさらなる進化が見込める。師は「操縦性が上がって乗りやすくなっているし、動きも良くなっている」と評価。1週前にはCウッド6ハロン83秒5-11秒5で、レインオンミー(古馬1勝クラス)を2馬身半追走して併入した。前走から4カ月の間隔でリフレッシュされ、動きも充実する。
セントポーリア賞は、15年春2冠のドゥラメンテや、のちのG1・2勝馬ベラジオオペラ(23年)が勝った出世レース。昨年の勝ち馬エネルジコは秋に菊の大輪を咲かせた。今年は牝馬マーメイドが飛躍の契機とするか。「能力は感じる馬。まだ3戦目なので、固定観念なく、形は決めずに戦いたい」と大器の活躍にトレーナーは力強く意気込む。【原田竣矢】
◆福永厩舎の明け3歳世代 先週終了時点で26頭がJRAでのべ59戦して【10・12・12・25】。勝率は16・9%、連対率37・3%、複勝率57・6%と馬券によく絡んでいる。重賞でも好成績が光り、ダイヤモンドノットが京王杯2歳S(G2)を勝利し、朝日杯FS(G1)で2着。アスクエジンバラは京都2歳S(G3)2着で、ホープフルS(G1)でも3着と能力を見せた。また先週は藤田晋オーナーのペイジャー(牡)が新馬勝ちを果たしている。

