【柔道】初出場24歳の大森朱莉V 前回女王を延長戦の末に撃破 日本勢では18年の芳田司以来

[ 2026年10月8日 05:30 ]

世界選手権第3日 ( 2026年10月6日    アゼルバイジャン・バクー )

 女子57キロ級決勝 ジョージア選手(左)を破り優勝した大森朱莉=6日、バクー(共同)
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 女子57キロ級は初出場で24歳の大森朱莉(JR東日本)が日本勢で18年の芳田司以来の頂点に立った。決勝は前回女王のエテリ・リパルテリアニ(27=ジョージア)を延長戦の末に破った。

 大森は国内で頭角を現しても謙虚さを失わず、愚直に鍛錬してきた。玉置との準々決勝は世代交代を予感させる鋭い谷落としで技ありを奪い逆転勝ち。決勝は大本命リパルテリアニの圧力をしのいで延長戦に持ち込み、崩れけさ固めで勝負を決めた。苦手だった寝技をこの1年で強化し「チャンスがあったら、絶対にあの技で行くと決めていた」と汗を拭った。

 一発の大技に頼らず、流れを読んで勝機を引き寄せるスタイル。だからこそ「“考える”ことにこだわってきた」と言う。決勝前には対戦相手の映像を解説の音声付きで研究し、全ての情報を頭に入れて畳に上がった。

 大会に練習パートナーとして同行した姉の生純の助言を仰ぎ「自分の主観も信じつつ、姉の客観的な意見も取り入れて一番いい形になった」と感謝。「悩み続ける柔道家」と自称する24歳のホープは、「本当に課題ばかり。これからも悩み続けます」と苦笑した。
 
 ◇大森 朱莉(おおもり・あかり)2002年(平14)9月3日生まれ、大阪府出身の24歳。4歳の時に柔道を始め、広陵中(奈良)、敬愛高(福岡)、帝京大に進学。25年4月からは昨年世界選手権の52キロ級代表で姉の生純(きすみ)と同じJR東日本に所属。25年グランドスラム東京大会、講道館杯全日本体重別選手権で優勝。得意は足車。1メートル58。

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