22年皐月賞馬ジオグリフの全弟ロスパレドネス(牡、木村、父ドレフォン)が、29日の福島芝1800メートルで初陣を迎える。兄と同じ木村厩舎で馬主もサンデーレーシング。ルメール騎乗での6月最終週デビューも兄と一致する。各厩舎の期待馬が顔をそろえる注目の新馬戦で、兄同様に白星デビューを目指す。
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クラシックを制した同厩の全兄ジオグリフは、21年6月26日に東京でのデビュー戦を制した。その4年と3日後の29日、弟ロスパレドネスは福島で第1歩を踏み出す。血統も厩舎も馬主も、そしてデビュー時期も全兄と同じ。新馬戦の鞍上ルメールも共通項だ。開幕週の日曜新馬戦には評判馬がそろう中、10年ぶりに福島に参戦する名手とのコンビで白星発進を狙う。
栗毛の兄は4年前の新馬戦では馬体重490キロ。同じ毛色の弟も現在ほぼ同体重だが、体つきはやや異なる。太田助手によれば「お兄ちゃんとはタイプが違う。こっちの方ががっちりしていて、筋肉質」。ダートもこなせそうなパワーを秘めるが、まずは芝でスピード能力を示す。
3月下旬にゲート試験合格。放牧を挟んで5月下旬に再入厩した。太田助手は「毎日しっかり乗り込めている。馬も元気があって、日に日によくなっている」とうなずく。18日の1週前追いでは美浦ウッドで3頭併せを行い、6ハロン84秒6-12秒2で余力十分に併入した。「実戦を想定して、3頭の真ん中で追い切った。道中の折り合いもしっかりついていた」。4コーナーから直線にかけてのギアチェンジに良化の余地を残しつつ、まずは順調なステップを踏んでいる。
兄ジオグリフは新馬戦で、のちの菊花賞馬アスクビクターモアらに快勝。次走の札幌2歳Sも連勝し、その後の飛躍につなげた。弟ロスパレドネスも、その足跡を追いかける。【奥岡幹浩】

