40代最高のスタートを切った。5日に40歳の誕生日を迎えた津村明秀騎手が、初コンビを組んだブラックチャリス(武幸)を重賞初制覇に導いた。30代最後の日の中山金杯(4日)に続き、2週連続の重賞ジャック。パートナーは重賞3度目の挑戦で結果を出し、春の大舞台が視界に入った。

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年明け2週連続重賞制覇を果たした津村騎手は開口一番、「最高ですね」と喜びに浸った。

ブラックチャリスとは今回が初コンビ。返し馬で雰囲気を感じ取り、外枠からでも自信を持って好位を取りに行った。道中の息はぴったり。上がり最速35秒1の末脚を繰り出し、前の2頭をきっちり捉えた。「(武)幸四郎さんからも乗りやすいと聞いていたし、返し馬でもそれを感じた。最初のコーナーで楽にいい位置を取れたのがポイントでしたね。道中のリズムも良かったし、折り合いもスムーズ。馬のセンスに助けられました」。終始レースを優位に運び、一発回答で陣営の期待に応えた。

30代最後の日に中山金杯を制覇。40代になって最初の重賞を制し、勢いが止まらない。「30代もいい形で締めくくれて、40代も1発目からいいレースができて良かった。僕自身の意識は特に変わらないですよ。今後も続けていけるよう頑張りたいです」と活躍を誓う。

賞金を加算しタイトルをつかんだパートナーもG1の大舞台への挑戦が視野に入った。武幸師は「ケアしてから今後はまた考えていきます」と話すにとどめたが、距離延長で初のマイルをクリアしたのは収穫。鞍上は「いいスピードがあるし中山のマイルをもってくれたのは今後の自信になると思う」と言及した。今後どのような路線を歩むのか? 自慢のスピードでさらなる高みを目指す。【井上力心】

◆ブラックチャリス▽父 キタサンブラック▽母 ゴールドチャリス(トゥザワールド)▽牝3▽馬主 フィールドレーシング▽調教師 武幸四郎(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 4戦2勝▽総獲得賞金 6259万3000円▽馬名の由来 父名の一部+母名の一部