競馬界で通訳・レースホースコーディネーターとして活躍し、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)が今週はアラブ首長国連邦のドバイから日刊スポーツにコラムを送ってくれました。ドバイワールドカップに挑むフォーエバーヤングなど日本馬とそのスタッフをサポート。現地の様子、国際競走へ向けた思いをつづります。

◇ ◇ ◇

こんにちは。今回は、先週お伝えした通りドバイの現地情報をお伝えします。

私は19日(先週木曜)の早朝にドバイへ到着しました。フライトの状況ですが、コロナ禍の頃とは違って、搭乗者の数も多く、その人数に少し戸惑いました。ドバイ国際空港では入国審査もそれなりに並ばなければいけない状況でした。

その後、今日までは身の危険を感じるようなこともなく、いつものドバイらしく渋滞も発生していますし、街に出ている人の数も多いです。今はとにかくこのままレース当日を無事に迎えたいと願う気持ちでいっぱいです。

また、昨日(23日)からは強い雨が降るなど、例年のドバイより雨が多いことに驚いています。2017年のドバイの時も競馬当日まで雨に悩まされて、開催が危ぶまれたことがありました。今年はどれほど雨が降るのかわかりませんが、早くいつもの天気の良いドバイに戻って欲しいです。

昨日は矢作先生、高柳(大輔)先生、坂井騎手、鮫島(克駿)騎手が現地へ到着し、無事に役者がそろいました。そして、先日到着したヨーロッパ陣営も、ここから日本チーム同様に最終調整に入って行きます。

世界の馬たちが、このような状況の中で、世界トップレベルのパフォーマンスを見せるよう努力しているので、今年のドバイワールドカップデーが、各国の人馬にとって平和な一日になることを祈るばかりです。多くの人たちに心配される状況で、その上、日本時間夜遅くの発走ですが、ぜひ日本馬の応援をしていただけるとうれしいです。

【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)

◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。98年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、11年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。