【柔道】村尾三四郎“完全”V2 田嶋と2年連続日本勢対決制した!5試合一度もポイント奪われず

[ 2026年10月10日 03:30 ]

柔道 世界選手権第5日 ( 2026年10月8日    アゼルバイジャン・バクー )

男子90キロ級で優勝し、金メダルを手にする村尾三四郎
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 男子90キロ級決勝は8日に行われ、パリ五輪銀メダルの村尾三四郎(26=JESエレベーター)が田嶋剛希(29=パーク24)に一本勝ちし、2連覇した。3回戦では五輪2連覇のラシャ・ベカウリ(26=ジョージア)に一本勝ち、5試合で一度もポイントを奪われなかった。日本男子は3個目の金メダルで昨年に並んだ。女子70キロ級で前回覇者の田中志歩(28=JR東日本)は3回戦敗退だった。

 無人の野を行くように頂点に立った。村尾は危なげなく2連覇。「絶対王者をテーマに掲げていた。覚悟が強くなった」と自負を語る。現行階級となった1999年以降、この階級で日本勢初の連覇を遂げた。

 ベカウリとの3回戦は相手が狙う奥襟を封じ、前に出る。組んですぐに左内股を放ち、わずか38秒で一本。ジュニア時代からパリ五輪決勝など過去5戦全敗の天敵を初めて破っても「そこで終わりではない」と浮ついたところがなかった。

 決勝は2年連続で田嶋を退けた。4月の全日本選手権での敗戦を分析し、けんか四つで右組みの相手の釣り手を徹底して殺す。序盤に足技で技ありを奪い、3分過ぎに小外刈りで一本。見下ろすような戦いぶりだった。

 5試合で一つもポイントを与えず、指導も受けなかった。会場で見守った東海大時代の恩師、上水研一朗総監督は「完全試合。誠実な人間性も隙がなく、まさにミスターパーフェクトだ。充実期に入った」と感嘆した。

 26歳の王者は名実共に世界の第一人者となった。狙うは2年後のロサンゼルス五輪の頂点だ。「柔道といったら村尾三四郎と思わせる柔道家になりたい。もっともっと強くなる」。村尾は王道を進む。

 ≪田嶋 完敗も収穫≫田嶋は決勝で再び村尾の壁にはね返された。昨年は延長戦で指導3の反則負け。今回は「考えすぎても自分の良さは出ない」と果敢に接近戦を挑んだものの、技を2度返されて完敗した。毎日のように念じてきた「打倒村尾」は果たせなかったが、宿敵との組み手争いで必死に間合いを詰め「今までより入り込めている感じはした」と一定の手応えは得た。ロサンゼルス五輪の代表入りに向けて「最後に勝つのは俺だ」と声を張り上げた。

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