俳優菅田将暉(33)が23日、都内で行われた映画「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督、4月17日公開)完成披露試写会に登壇した。

00年3月に発生した地下鉄脱線事故で亡くなったボクシング練習生、富久信介さんの実話をもとにした愛の物語。菅田は、練習生の先輩で、第17代WBC世界スーパーフライ級チャンピオンの川島勝重選手を演じた。

オファーが来た時を振り返り「悩みましたね」。引き受けた理由について「考えていくと、今回は自分のためにするボクシングではなく、誰かの思いを背負ってリングに立つという男の姿を通して、信介くんの生きた証をスクリーンに残すという使命であればお受けしたいと思った」と話した。

石井監督は「最初に菅田くんが『断ろうと思ってました』と言ってきたので、ちょっとビミョーな気持ちになった」。「主役ではないし出番も多くないけど、世界チャンピオンとしての体を作らなければいけない。すごく費用対効果が悪い」と役を語り、「あまのじゃくなのか、やるって言ってきた菅田将暉という人のセンスがあるんだろうなと思った」。

佐藤浩市(65)から「断ったら誰にするつもりだったのか」と聞かれると、菅田は「聞きたいですね、それ」と興味津々。石井監督は「後で」と応じた。

妻夫木聡(45)は、菅田のシーンについて「感動して泣いた。日本映画史上ベストと言える長回し」と絶賛。菅田は「2テイクやりました。1テイク目は、必死にやりすぎて関西弁が出ちゃって。『~だよ』というところが『~やろ』となってしまったみたいで。もう1回やったんですけど1回目が使われた」と明かしていた。

主演綾瀬はるか(40)、當真あみ(19)、細田佳央太(24)も登壇した。