デビュー7年目、待ちに待った重賞初制覇だ。原優介騎手(25=青木)騎乗の6番人気スマートプリエール(大久保)が鮮やかに差し切り、人馬ともJRA重賞初タイトルをつかんだ。勝ち時計は1分48秒3。

次走は桜花賞(G1、芝1600メートル、4月12日=阪神)が視野に入ってきた。

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真っ先にゴールへ飛び込んだスマートプリエールの背中で、原騎手が歓喜のガッツポーズを繰り出した。25歳の新鋭にとって待望の重賞初勝利。開口一番、「お待たせしました」と笑顔を振りまくと「今年の目標の1つとして掲げていた。無事に重賞を取ることができてほっとしている」と実感を込めた。

道中は中団で追走。直線で外に進路を取ると、逃げたロンギングセリーヌをとらえ、良血イクシードの追い上げも寄せ付けなかった。鞍上は「折り合いの練習を厩舎でしていただいたので、自信を持って脚をためられた。脚のため方がすごく上手で、はじけるパワーも素晴らしい」と称えた。秋華賞2着馬の母スマートレイアー譲りの切れ味だった。

賞金加算に成功し、桜の舞台も視野に入ってきた。大久保師は「馬の状態を見て前向きに考えたい。2000メートルもいけると思うし、今日より短くなる桜花賞の距離(1600メートル)はクリアできる」と見据える。鞍上は「ぜひ、僕と一緒に大きいところに行けたら」。桜花賞への最終便で最高の結果を出した人馬に、大舞台が待っている。【奥岡幹浩】

◆スマートプリエール ▽父 エピファネイア▽母 スマートレイアー(ディープインパクト)▽牝3▽馬主 大川徹▽調教師 大久保龍志(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 7戦2勝▽総獲得賞金 5946万3000円▽馬名の由来 冠名+祈り(仏語)