日刊スポーツ制定「第38回オートレース年間三賞」の表彰式典が、12日に関係者やファン合わせて約100人を招待して都内のホテルで開催された。昨年2度のSG戦を制した青山周平(41=伊勢崎)が、3年連続7度目の殊勲賞を獲得。敢闘賞は去年に続いて佐藤励(26=川口)、技能賞は黒川京介(27=川口)が初受賞。女子特別賞には8年連続で佐藤摩弥(33=川口)が選ばれた。受賞した4選手は多くの人から功績をたたえられた。

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【殊勲賞】青山周平を先頭に佐藤励、黒川京介、佐藤摩弥が入場すると、会場が大きな拍手に包まれた。殊勲賞の選考は青山と佐藤励の一騎打ちムード。最終的には、年末のスーパースター王座決定戦を制したことが決定打となった。3年連続でMVPに該当する殊勲賞に選ばれた青山は「日刊三賞は、4人しか選ばれない狭き門なので光栄に思います。また、来年も選んでいただけるように頑張ります」と胸を張った。

昨年は、全日本選抜オートレースとSS王座決定戦を制覇。史上4人目となるSGダブルグランドスラムを成し遂げた。10月にはデビュー最速となる、通算1000勝&自身9度目の10連勝を達成。賞金王にも輝いた。G1戦の優勝回数31度は、歴代単独トップを独走している。「自分の中で好不調の波はあったけど、トータルでは安定した成績を残せました」と昨年を冷静に振り返った。

先月の全日本選抜オートレースで、節目となる通算20度目のSGタイトルを獲得。幸先よく、今年のSGシリーズをスタートさせた。「全日本選抜の優勝は素直にうれしいけど、1月の伊勢崎G1シルクカップで6連覇を阻止されたことは悔しかったですね」と話すが、今年4月から適用される全国ランクでは3期連続でS級1位をキープ。まさに青山の黄金時代が続いている。

常にプレッシャーを背負いながら、多くのファンから絶大な信頼を得てきた。昨年11月に41歳を迎えたが、数々の歴史を塗りかえてきた青山の進化は止まらない。近年は世代交代が加速しているオートレース業界。それでも26年もトップの座は譲らない。現役最強レーサーは来年も必ずこの場に帰ってくる。