元大関の関脇霧島(29=音羽山)が、14場所ぶり3度目の復活優勝に、涙を流して喜んだ。大関安青錦に下手投げで敗れたものの、2差で追っていた前頭琴勝峰、横綱豊昇龍が相次いで敗れた。好調の3力士がそろって敗れる珍しい形で、千秋楽を待たずに12勝2敗で逃げ切りを決めた。起点が平幕の東前頭2枚目ながら、直近3場所合計34勝。大関昇進目安の33勝を上回り、今場所後の大関返り咲きの機運も高まってきた。

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霧島鉄力(きりしま・てつお)

◆生まれ 1996年4月24日、モンゴル・ドルノドゥ生まれ。本名ビャンブチュルン・ハグワスレン。

◆家族 ホラン夫人、4月から小学1年の長女アヤゴーちゃん(6)、昨年8月生まれで生後7カ月の長男トゥグドゥルくん。

◆モンゴル時代 モンゴルでも少数の遊牧民生活を送っており、乗馬は得意。

◆しこ名 初土俵は「霧馬山」。23年夏場所後の大関昇進を機に、当時の師匠の陸奥親方(元大関霧島)からしこ名を引き継いだ。

◆入門当初 初めて覚えた日本語は「オッス、オラ悟空!」。人気アニメ「ドラゴンボール」の次回予告だったと、当時の部屋関係者が多数証言している。

◆相撲歴 相撲未経験で来日も、陸奥親方が「センスが抜群」と素質を見抜き陸奥部屋入門。15年夏場所で初土俵を踏み、同年九州場所で三段目優勝。18年夏場所で幕下優勝。19年春場所新十両。20年初場所新入幕。21年九州場所新三役の小結。23年夏場所後に大関に昇進。優勝は3回目。敢闘賞4回、技能賞4回。

◆サイズ 186センチ、149キロ。