初の負け越し危機の大関安青錦(21=安治川)が、勝てば優勝だった1敗の関脇霧島(音羽山)を左からの下手投げで下し、7勝7敗の五分に戻した。

直後の結びで3敗の横綱豊昇龍が負けたために、霧島の優勝が決まったが、大関自身の意地は示した。

「中に入れて良かったです。特に(優勝が懸かった)相手というよりは、自分がしっかり集中してやっていました」

冷静に振り返る大関は、立ち合いから頭でぶつかり、左まわしをとり、相手に圧力をかけ続けての勝利だった。

序ノ口デビューから14場所連続で勝ち越してきたが、希望を持って千秋楽に臨める。「一番一大事なんで。気負いすぎないように、今まで通りやっていけたら。今日(14日目)負けたらチャンスはなかったんで」とつぶやいた。

3場所連続優勝や綱とりの夢は早々と消えたが、横綱昇進へ再挑戦するためにも、千秋楽の豊昇龍戦で勝ち越したい。

全取組結果